福井保久の二十四節気考

今年の10月8日は旧暦で8月19日、この日は寒露(二十四節気)です。

そろそろ紅葉の便りを聞くにつけ、サツマイモの収穫時季が気になります。
イモムシに喰われた芋の葉が多いですが、残った葉はすっかり黄ばんでいます。
そして、芋堀りも始まりました。

今年の出来はまだ掴めていませんが、試し掘りした段階では、いつものことですが、畑によって育ち具合がかなり異なりそうです。
その良い出来のところが、悪いところよりも多いか少ないかで、全体の収穫量と品質が決まります。

さてすっかり日が暮れるのが早くなってきました。
秋の夜長です。

干し芋づくりのうち、サツマイモの収穫までは畑での農作業が主なので、少し恨めしいのが秋の夜長です。
日のあるうちは目一杯畑に居て、つる刈り、掘り起し、芋の選別と収穫をして、暗くなってから芋運びをする日々になります。

ほしいも産地の畑が、一年で一番賑わう一ヶ月がはじまります。

福井 保久