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ブログ 今日のいもたつ

2009年12月

三文役者 2000日 新藤兼人

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タイチャンは、
子供そのものの人だったことがわかります。
演技ができる偉大なる子供だったことでしょう。

表面だけをみると、うざったくて、付き合い切れない。
でも純粋だから、目を離せない。逆に、身近であればあるほど、
生きる勇気とか意味とか生きがいをもらっていたのでしょう。

希少な人であり、貴重な役者さんだったことがわかります。

劇中、乙羽信子さんのコメントと、懐かしい映像が観れます。
私のような(古い)映画好きには、嬉しい映画でした。

【いもたつLife】

日時:2009年12月21日 07:17

短くも美しく燃え 1967瑞 ボー・ヴィデルベルイ

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食べなければ生きられないように、
人は、人が生きてゆく中でできたシステムの中でしか
生きられないのでしょう。

この映画の不倫(と言うのかを考えてしまいますが)は、
不完全が前提でできた人々のシステムからはみだしたものでした。

実際に、食べられなくなることで最後を迎えるのですが、
それは、子孫を残す生物たちの生涯のような成就だったように
映りました。

二人で生きたことに、幸せを心から、これが魂の幸せと感じ、
生きてきた社会に不満を持つわけでもなく、
誰のせいにも何のせいにも、そんなことは二人にはまったく眼中に無く、
時が流れ最後になりました。

絵画のような映像の美しさに、
かぶせるよな音楽は、この映画を語っています。
こんな表現にもっともっと目が釘付けにされたいと思う、
感受性の無さにちょっと嫌な自分がいました。

【いもたつLife】

日時:2009年12月20日 12:43

浮き雲 1996芬 アキ・カウリスマキ

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大不況と言われる最近と同じような背景、
夫婦が失業してどうするか。という話なのですが、
不況・失業はその人の今までの、これからを、
わかりやすく表現する手段だったようです。

社会と離れては生きられないので
人は、社会が変わってしまうとその価値も変わってしまいがちです。
経済的にも、社会の中の地位も。
今まで生きてきたのは何だったのかを考えてしまいます。

何もなかった時の方は怖いものがなく、
身に付けると手放せなくなります。
築いたものに執着しないのは強さです。
いつも築けるという気概も強さです。
果たして今の自分は・・・?

余談です。夫婦の犬が登場するのですが、
親しい ほしいも 農家の犬にそっくりでした。
姿格好もそうなのですが、態度まで。
かわいい限りでした。

【いもたつLife】

日時:2009年12月19日 08:09

いよいよ ほしいも日和

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12月に入っても温かい日が多く、
ここ一週間は、曇りか雨の日ばかり。
(昨夜も雨が・・・)

週間予報で晴れマークが続く、
ようやく冬らしい天気になりました。

朝晩だけでなく、日中も寒く、
干し場の作業は大変ですが、
いよいよ ほしいも日和です。

【芋日記】

日時:2009年12月18日 07:35

紫カリフラワー

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頂きものです。
ほしいも の仕入れで農家周りをすると、
色々な差し入れを頂きます。

「めずらしいから持ってきな」
と言われて、早速茹でて頂きました。

どっちも美味しい。
Gさん、
ごちそうさまでした。

【芋日記】

日時:2009年12月17日 06:58

クリスマス・キャロル 1977英 モイラ・アームストロング

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強欲爺さんが、クリスマス・イヴの一晩の夢で、
見事に善人に変わってしまいます。
出来すぎですが、結果オーライで、
クリスマスに親子で観てほのぼのする定番映画という感じです。

ほんのちょっぴりの幸せが豊かに描かれているところが
とても良かったです。
セットも19世紀のイギリスらしさで
丁寧に造られていたようにも感じました。

【いもたつLife】

日時:2009年12月16日 07:12

悪夢のエレベーター 2009日 堀部圭亮

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前半のドタバタはおもしろく、
しかし、転換点前ではあきがきます。これはワザと観客に、
「このままではつまらない映画」であることを示唆させている位
タイミングよく次へ、本当のテーマへと舵を切ります。

転換点からもなかなか真のテーマは伝えてきませんが、
それがラストの、腑に落ちる、
「これもそうか」となるテーマになります。
現代社会の大きな病を考えさせられます。

随所のエピソードが本線に絡まれてゆく
王道もあり、語りすぎないラストは
大人として扱われた映画でした。

【いもたつLife】

日時:2009年12月15日 07:10

空気人形 2009日 是枝裕和

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2001年宇宙の旅を想わせるラストです。

都会の孤独、空虚、生きる意味などを感じたのは
もちろんですが、それらよりもっと深い深い意図を感じます。

誰も代用品ではない、代用品にはなりたくない。

人は経済を大きくしていって、生存の危機という
最も大きい恐怖から逃れ、日本では何不自由なく生きることが
出来るようになった。
しかし、個々の価値を落とし代用品をたくさん
生みだしたのでhないでしょうか?

主演のペ・ドゥナの演技、表情、仕草が素晴らしく
しかも美しいのが印象的でした。

心を持つこと、生きることの恐ろしさ、
仏教に通じものがありました。
そして、老いてゆく素晴らしさも表現されていました。

映像ひとつひとつに何が語られているのか?
それを観られずにはいられない映画でした。

【いもたつLife】

日時:2009年12月14日 07:11

お客様から頂きました

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ほしいも をたくさん購入頂いているお客様が、
ほしいも 用のさつま芋を送って欲しいです。
とのご要望に応えてお送り(販売)した、そのお礼として、
手作りのクッキーをお贈りして頂きました。

S様ありがとうございます。恐縮です。
とても美味しくスタッフ全員で頂きました。
おいしかったです。

単に売り買いだけでないお付き合いが、
お客様とできることがとても嬉しいです。
商売の原点はそこです。
お互いに良かったね。の交換です。
お金は媒体であって、
お金とものを交換しているわけではないのですから。

【芋日記】

日時:2009年12月13日 09:32

映画の仲間たちとの忘年会

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観た映画の本数は1000本ではきかない人たち
との忘年会です。
8000本というつわものもいます。

私はといううと桁違いの本数しか観ていない、
ペーペーですから、
諸先輩の映画観にうなづくばかりでした。

映画=それにまつわること全ては、
世界の共通言語です。
話は終わりがないくらいに盛り上がりました。

【いもたつLife】

日時:2009年12月12日 09:52