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ブログ 今日のいもたつ

2012年06月

耕運こまめ

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家庭菜園用の耕運機ですが、
十分に活躍しているのが耕運こまめです。
サツマイモの畝(うね)間に生えた雑草を、かき回して除草します。
小回りが利くので重宝しています。

ただし、畝に生えている雑草は手取りで除草しなければなりません。
苗が伸びて畝を覆うまでそれは続きます。

【芋日記】

日時:2012年06月20日 06:15

初鮎

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釣る人の気持ちは釣るのが楽しいのででしょうか。
人にあげるのが嬉しいのかもしれません。

「昨年は(とれなかったので)あげられなくてごめんね」
というコメントまでついて初鮎をたくさんいただきました。
食べる方にとってはもらった記憶しかないので、
(美味しい記憶はもちろんあります)
ごめんね、何て言われると恐縮してしまいます。
本当にありがたいばかりです。

二日続きで菊姫といただきました。
菊姫が進みすぎたくらい美味しかったです。

【いもたつLife】

日時:2012年06月19日 07:53

えん麦のおかげで好調です

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有機栽培の表面的な一番のネックが除草です。
次がイモムシに食われることです。
目に見えない部分では病気です。

それらは、畑がサツマイモだけの環境になることで大きな弊害になる。
という考えも下、
この畑では、麦をサツマイモの間に植えて、
マメ科の緑肥作物を畑回りに植えています。

2年目の試みで、数箇所の畑で試しています。
上手く行くところと、今ひとつ効果が現れない畑がありますが、
この畑は好調に推移しています。

【芋日記】

日時:2012年06月18日 17:07

一番自然に近い畑

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周りの畑から隔離されている環境の畑です。
雑草も他の畑よりも多様な草が生えてきます。

サツマイモ苗の伸びも良いですが、
雑草の伸びも良いです。

けれど干し芋も高品質のものができる畑です。

【芋日記】

日時:2012年06月17日 16:46

自生のスイカ

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たかおさんの庭先に自生してきたスイカの芽です。
踏まれないように、カバーされていました。

夏はこの場所で、草取り後に冷えたスイカをもらいます。
その時の種が芽を出しました。

そういえば、昨年もちょっと離れたところで、
スイカの芽が出て小さな実が付いたのを思い出しました。

【芋日記】

日時:2012年06月16日 07:57

違う畑にもヒバリがいました

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サツマイモの畝(うね)に抑草のビニールを張ってあったのですが、
雹で穴だらけになっていました。
そこから草が生えてくるので、
草を抜くのですが、大きな穴の中にヒバリが巣をつくっていました。
穴を掘り下げ隠れるようにつくってあります。
2羽の雛とまだ二つ卵がありました。

有機農園なので、数箇所の畑で、ヒバリの巣があるのですが、
サツマイモ以外にも麦が植えてある、
より外敵から見えにくい畑で、いつもは巣を見かけました。

ここは今のところ、サツマイモの畝だけの見通しが良い畑です。
でも、一見してはわからないところに巣をつくっていました。

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【芋日記】

日時:2012年06月15日 08:02

ツバメの巣

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毎年この農家の軒下にツバメが来ます。
巣も毎年手直しして使っています。
人がいても親鳥は雛に餌を持ってきます。

巣に近づくと親鳥は近づきませんから、
人になれている訳ではありませんが、
ヒバリほど警戒心はありません。

手直しして巣を使いまわすところも
ヒバリとだいぶ違います。

【芋日記】

日時:2012年06月14日 07:49

限りなき舗道 1934日 成瀬巳喜男

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サイレント映画ですが、ピアノ伴奏付きで鑑賞できました。
1934年の銀座の街を
色々な角度から写すシーンが続く所から映画は始まります。
そのモダンなこと。
欧米と見劣りしない街並みです。
これも日本だし、田舎での厳しい暮らしも日本です。

物語は、二人の女性、職業婦人が、成長していきます。
主人公は、絵に描いたようなおしとやかな日本女性。
もう一人は活発で、ヒロインの親友です。

ヒロインは、ふとしたことから、
上流階級の家に嫁入りします。
庶民のヒロインに対して何もないことはなく、
姑と小姑は、嫁を受け入れません。許しません。
夫は二人を抗しきれず、酒に逃げます。
ヒロインが家にいられなくなり別居した途端に事件が起こります。

それと並行して、親友は女優を夢見て挫折します。

ラストは二人共、仕切り直しの人生をスタートさせる爽やかな映画です。

良い映画です。
良いというのは、
ストーリーの展開や、人間性の追求ということではなく、
とても丁寧に造られているからです。

サイレントですから台詞は少ないのですが、
台詞は、カットとカットで現していることの
確認であるだけ位に感じました。

もちろん役者たちの演技、表情も良いし、
細かい暗示させるシーンもあり、
ユーモアもありと、
見応えがありました。

成瀬巳喜男贔屓の意見かもしれませんが、
レベルが高い作品です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年06月13日 07:52

踊子 1957日 清水宏

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船越英二と淡路千景の夫婦の元に、
人のものを奪うことに罪を感じない
妹の京マチ子が居候に来る所から物語ははじまります。

アリとキリギリスのように違う姉妹です。
健気な姉の淡路千景、
欲しいものは簡単に手に入れることができる妹の京マチ子。

妹は姉の旦那を寝取ります。
義兄を愛したと自分でも思っていますが、
姉の旦那だから、奪いたいから奪いました。

妹は責められる存在です。そして確信犯です。
自分が安楽に生きることができる場所を嗅ぎ分ける能力が備わっています。
義兄ともう一人の嫌らしい男も責められるべきですが、
妹にしてやられました。

姉は健気です。妹のためを、それだけのために尽くします。
けれど、増長させたのは姉です。
責められることは一切ありませんが。

人間関係は綾です。
明らかに悪い者は、もちろん自分の安楽が主ですが、
良い者を演じたい役割の者と持ちつ持たれつなのです。

そしてどう考えても、異常な状態は、
一足飛びでは誰もおかしいとするのですが、
一歩一歩では麻痺して、おかしいことに気づきません。
そんな状況に向かう三人でした。

姉夫婦は懸命に生きますが、
アリの妹は、若さと美貌を売ってアリを続けます。
でも長く続くことではありません。

ラストは、それを感じとったのでしょうか?
わからないまま終わりました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年06月12日 07:50

SPAC演劇「マハーバーラタ」演出 宮城聰

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婚礼で始まり、婚礼で終わりますが、
宴の盛り上がりは雲泥の差です。

観客も最初の婚礼では他人行儀ですが、
ラストは、ナラ王と苦楽を共にした後ですから、
身内としての嬉しさで盛り上がりました。

この演劇は終始笑いが絶えませんでした。
宮城總さんのユーモア溢れる演出です。
ハッピーエンドを予感させます。

そして、そのユーモアは古くからの日本文化と、
近い昭和の頃の日本語を意識しています。
どちらも日本語に託して日本語を大切にして表現されていました。

挿入される歌やギャグは昭和の、
長台詞の言い回しは古くからの日本文化を想わせます。
時に任侠風にも映る場面は、それも劇全体を通してみると、
活性していた頃の村の良さの要素であったことがわかります。

村社会が婚礼を挙げる時の祝いに他の村が駆けつける、
そんな連想もラストにはあります。
それはナラ王が諸国を回り成長したことと重ねています。

私たちは村の中でひとつひとつの役割がありました。
時にその役割を逸してしまうこともしてしまいますが、
遠回りしてまた元に戻ります。
きっと一人前というのは多かれ少なかれ一回りして
役を全うするのでしょう。

それができることができる人に対してのお祝いという儀式、
この演劇ではその楽しさを目一杯に表現しています。

社会の中で生きる以上、
私達は関わる人からの承認と祝福は不可欠です。
そのお祝いは盛大に、今も行った方が、当然良いに決まっています。

【いもたつLife】

日時:2012年06月11日 07:54