月別記事

ブログ 今日のいもたつ

2014年01月

有機安納芋の丸ほしいも

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有機安納芋を蒸かしながら、年明けから、
丸ほしいもに適したものだけ選んで干しています。
昨日は大寒でしたが、
この寒さで仕上げる丸ほしいもは最高のものができます。

追伸
1/20は「大寒」です。二十四節気更新しました。
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二十四節気「大寒」の直接ページはこちら
大寒

【芋日記】

日時:2014年01月21日 07:42

いずみ厚切り芋です

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昨年も作った、いずみの厚切りです。
真冬のこの時季だからこその干し芋です。
仕上がりまで2週間をみています。

【芋日記】

日時:2014年01月20日 07:13

いずみの薄切りと厚切り芋

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紅はるかの薄切り、厚切りが思った以上の出来栄えだったので、
いずみ種でも試しています。
出来上がりが楽しみです。

【芋日記】

日時:2014年01月19日 08:52

故郷よ 2011仏/ウクライナ/波/独 ミハル・ボガニム

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1986年4月26日チェルノブイリ原発事故当日と10年後の
プリチャピ市が舞台です。

当日の花嫁アーニャは、結婚式当日に森林火災の消化に行った新夫を亡くしました。10年後は当地でツアーガイドとして働いています。
原発技師のアレクセイは、職業柄いち早く事故を知り、すぐに妻と息子(ヴァレリー)を非難させます。それから10年間家族と離れ離れです。当日アレクセイはヴァレリーと共にりんごの木を植えます。
この二組の家族が話の軸ですが、事故で避難しなかった人達や動物達の姿、そして10年後のそれぞれの姿も映ります。

死に行く自然と、生き返る自然、アーニャがツアーで訪れる制限区域内の現実、
そのシーンはこの映画のハイライトです。
福島原発の姿は、どういうかたちで明かされるかと気持ちが走ります。

また印象的なシーンが二つあります。
アーニャが少しずつ健康を損なわれながらも、プリチャピで職を続けること、新しい恋人と一緒に離れないことです。まさに題名の「故郷よ」ですが、この傷みは私は汲み取れていません。あんなに近いフクシマでも当事者とは遠いのです。

もうひとつのシーンでは、電車で移動しているアレクセイがプリチャピ駅で降りれません。なぜかわかりませんでした。簡単です。無いからです。

この映画は、冷静です。とかく感情的になる原発問題に言及という感じではありません。
だからこそ当事者と私との温度差を量ることができます。

追伸
『薪ふかし干し芋2014』販売開始しました。
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【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2014年01月18日 07:50

夏の終わり 2012日 熊切和嘉

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話は単純ですが、登場人物の心は複雑です。
その心の表現の仕方がこの映画のポイントです。
説明はなく醸すだけ、シーンも断片、台詞も断片です。
でもバックのセットをはじめ、昭和30年前後の匂いの中で、
主人公の気持ちを観客は感じ取ろうとすることに意識します。
時折に激しい台詞と強い雨がアクセントになって、
主人公の人生(心)が大きく振幅していたことを再認識します。

主人公の知子は夫と娘を捨てて、愛する男(涼太)と逃避行します。
しかし涼太とも上手くいかず、今は妻子あるかなり年上の小説家(慎吾)と不倫しています。
慎吾は本妻と知子の下を往ったり来たり、時には(都合が悪くなると)旅に出ます。
知子は染色家として自立していて経済的な不自由はないようです。
そして慎吾とのどっっちつかずの中途半端な関係を惰性で続けています。
慎吾との生活を8年続けていたある日、涼太が現れます。
涼太は知子をまだ愛しているが故に、なんとか知子と慎吾を別れさせようとしますが。

この話を、時系列も各所も(たとえば知子が夫や娘を捨てるシーン、涼太と出会うシーン、慎吾と出会うシーン)バラバラに切り取っていますから、表面をなぞることを観客にさせない演出です。
それよりも、各時・各所で知子はどんな気持ちだったか、あなたならどんな目で知子を観るか、と問いかけてきます。

私は人が生きる中で足掻く姿を知子にみました。
愛してくれているけれど、とても優しいけれど、自己都合、自分の聖域は守る慎吾、
二人の時間は、だらだらとぬるま湯に漬かっているけれど、心地よいから止められない、
いつかこの状況が続けられなくなることは明らかだけど、それを自ら壊すことはしない、
これこそ人の性です。

情熱の涼太と一緒になることも嫌ではないし、そこに幸せがあることまでみえているけれど、
やっぱりもう冒険はできない知子、ここも人らしさです。

でも知子にも潜んだ激しさがあります。
時に暴発もするし、仕事にも情熱を傾けているし、
でもあくまでそれをストレートには表現しません。
どこまでも観客が決めます。だからこれも私の解釈です。

登場人物の配置や動き、丁寧なつくりのセット等、
するめを噛むような映画でした。

主演の満島ひかりの、とっかえひっかえの和服・洋服も見所です。
ファンサービスのようにも映りましたが、しっかり見事に着こなしていました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2014年01月17日 07:27

お嬢さん 1937日 山本薩夫

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山本薩夫の監督デビュー作品でありながら、
彼らしさが前面に出ていない映画です。
(二・二六事件後の製作ということを考えてしまい)
多分に戦前の軍統治下の世相を感じます。

ラストの高峰秀子(当時13歳)の台詞は、
監督の抑えて抑えた演出の結晶なのかと、勝手に解釈です。

それは置いておいて、映画は主演の霧立のぼるの独演会です。
「きくこ」という役名ですが、
題名の「お嬢さん」でクレジットされていることからも窺えますが、
お嬢さんらしさ全開です。

当時のモダンガール、当時のブルジョワがどんなものだったかを知りえます。
モダンガールぶりはファッションも含めて、その雰囲気は彼女にぴったり。
また彼女自身以外でも戦前のブルジョワの様子は貴重な映像です。

私が大好きな高峰秀子の大人前の(子役)演技を観れたのも大きな収穫でした。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2014年01月16日 08:25

たかおさんのいずみ角切り芋

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今年もとても良い出来です。
流石たかおさんだと、たかおさんのいずみ角切り芋を見て思います。
惚れ惚れする出来です。

【芋日記】

日時:2014年01月15日 00:01

そろそろ終了する農家が

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1月も中旬になると、
今シーズンのほしいも作りが終了になる農家が出てきます。
この農家もこの原料芋で終わりです。
あと数日蒸かせば終了です。

【芋日記】

日時:2014年01月14日 07:47

2014年1月の治作

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春の酢の物
うるい、ハマボウフウ、みる貝、蛸の吸盤の酢の物です。
春の香りのハマボウフウを、控えめな酢が引き立てます。
みる貝の甘みと蛸の食感も楽しめます。

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お椀
白味噌仕立てのお雑煮。
とっても綺麗なお雑煮です。
京芋、京にんじん、京大根、めかぶ、
香ばしく焼いた餅、肉厚のエビです。
上品な味わいと、
アクセントの辛子がきいて後引くお雑煮です。

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お造り
マグロ、ヒラメの昆布締め、水蛸、アオリイカ
細かく包丁が入ったアオリイカは見栄えも良くなり、
ねっとりした食感もより味わえます。
水蛸は蛸好きにはたまりません。
足の太いところなので食べ応えもあります。
ヒラメの昆布締めは旨味もましますが、
食感も変わります。
舌にまとわりついて美味しさを残します。
きめが細かいマグロです。
これもマグロ好きにはたまりません。
菊姫 特選純米がすすみます。

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腐乳ご飯
この料理も芸術です。
腐乳の旨味、蛤の旨味、アクセントに山椒、
それらを受け入れて控えめなな主張の餅米、
至福です。

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八寸
かぶら寿司、カラスミと京大根、黒豆、ふきのとうの胡麻和え、
アオリイカのワタ焼き、ナマコの柚子酢、春菊・蓮根・クルミ・三つ葉の胡麻和え、
アオリイカのゲソ・九条ネギ・ヌタヤ貝のヌタ。

ネギと辛味がアオリイカとヌタヤ貝の美味しさ引き出します。
野性味を上品に仕立ててあるナマコ。
春のほろ苦みが堪能できる、ふきのとうの胡麻和え。
胡麻和えは食べていて安心感溢れるあじわい。
ワタ焼きはイカのワタが如何に美味しいか満喫です。
かぶら寿司はブリの食べ方として技ありです。
京大根でひと息ついてカラスミでまた菊姫 特選純米がすすみます。
プロの技の黒豆で舌鼓して、
もう一度八寸で酒を飲みました。

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焼き物4種
牛ステーキ
本日の治作おすすめの一品。
優しいけど奥に野性味があります。
滅茶苦茶やわらかくて、うま味も豊富で大満足です。

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鰆の西京漬け
鰆は料理しがいがある魚ですが、
この西京漬けはベストに近いです。
余すことなく引き出すという言葉がピッタリです。

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太刀魚
こんなに肉厚の太刀魚は初めて見ました。
それをふわふわに焼き上げています。
太刀魚は美味しいとわかっていながらそれを超える美味さでした。

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甘鯛
これは欠かせません。
いつも骨までしゃぶります。
この甘鯛に申し訳ないほどに
甘鯛のたくさんの部位の美味しさをしゃぶりました。

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かぶら蒸し
熱々のかぶら蒸しです。
かぶらと百合根と甘鯛が相乗効果です。
春の料理と冬に体を温める料理を出してくれる優しさも味わいました。

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スッポン雑炊へしこのお茶漬け

スッポン雑炊は冬を乗り切る料理、
へしこのお茶漬けは春を感じさせる味わい、
なんと贅沢なんでしょう。

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黒豆のお汁粉
今回は、お正月と春と、王道の冬の味覚を盛り込んだ料理でした。
その締めくくりにふさわしい
なめらかな口当たりが良い上品なお汁粉です。
金箔はあけましてはおめでとう演出してくれていました。

【いもたつLife】

日時:2014年01月13日 07:36

紅はるか丸ほしいも

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蒸かしてから三週間経ち、だいぶ乾いてきました。
紅はるかは細長く育つサツマイモなので、
丸ほしいもも形が揃っています。
もちろん甘みも十分です。

【芋日記】

日時:2014年01月12日 09:41