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ブログ 今日のいもたつ

2009年11月

静岡の秋の風景でした

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茶畑は秋の収穫が終わり、今紅葉が始まり、
その山は、今回の稲刈りの田んぼにせまる場所にあります。
近所では椎茸が育てられ、さつま芋掘りも今が掘り時という感じでした。

すっかり稲刈りが終わった田んぼは、
山あいの中のところどころの平地に、
段々に小さく佇んでいます。

日当たりの良い斜面には、
お墓もあります。

これは静岡と言っても私が哀愁の風景です。

【米探訪記】

日時:2009年11月09日 07:25

自然農の稲刈り2009

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自分と家族とほんの親しい人たちにしか
行き渡らないけれど、
米や麦や野菜を自然農で育てている
友人の稲刈りに行きました。

一般栽培とは当然、全然違う田んぼ。
有機栽培とも違う田んぼ。
強いて言えば、不耕起栽培に近い田んぼです。

手刈りの稲刈りなんて体験することはなかなかできません。
お膳立てしてもらってるからこそです。

「手伝ってくれてありがとう」と言われますが、
本当にありがたいのは、私の方で、
稲刈りさせてもらってありがとうでした。

【米探訪記】

日時:2009年11月08日 09:28

自由を我等に 1931仏 ルネ・クレール

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お金はとっても大事だけど、自分にとって何番目くらいになるか?
お金をその観点で考えるのは、
この手の映画を見た時だけではありません。
割と日常でもふと考える事はあります。

とっても大事な存在ですが・・・。
で思考がいきづまることもあります。

この映画の主人公ルイも、
大金持ちになってずれた自分、に気が付きました。

金を手にすると自由を失うことにもなる例です。
だけど、金がないと自由になれません。

ルイは金を得て自由になる権利を手に入れて、
金を捨てて自由になりました。
そこが面白いですね。

資本主義の風刺を表現しながら、
(もう一人の主人公のエミールの恋を入れながら)
この時代に個人としてどう生きるか、
社会に従うのか。どう付き合うか。
興味は尽きないで鑑賞しました。

ルネ・クレールは多才です。

トーキー当初だけに、サイレントの雰囲気が漂い、
それと映像がマッチもしていました。
過渡期を垣間見る事も出来る作品です。

【いもたつLife】

日時:2009年11月07日 07:12

ヴェニスの商人 2004米/英/ルクセンブルク/伊 マイケル・ラドフォード

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虐げられているユダヤ人側の言い分も、
虐げているキリスト教徒側の言い分も、
不足が無い立ち位置にいるから、冷静に見ることができます。

連綿と続く、ユダヤ人迫害が、シェークスピアでもこんなに描かれていることに、
その深さを改めて感じます。
(日本にいることで、こういうことがわからないことを何度感じたことでしょう)

物語が、古典として評価できることがこの映画からも分かります。
この映画も、それに応えていると思います。
舞台では出せない、映像を具現化できる良さが活かされていました。

【いもたつLife】

日時:2009年11月06日 08:02

リラの門 1957仏 ルネ・クレール

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ろくでなしのジュジュと芸術家が、身勝手な殺人犯をかくまいます。
途中から、ろくでなしが恋しているマリアと殺人犯が・・・。

ジュジュは、ろくでなしを自覚しています。
だから、そこから抜け出したくて。
殺人犯をかくまうのは、スタートに立てたのだと思ったのでしょう。

親友の芸術家をなんとか説得して、
殺人犯に献身します。
最後は許されないことをした殺人犯を葬り
日常に戻ります。

ジュジュは、前と同じろくでなしのままかどうかは分かりません。
ジュジュは、後悔しています。
だけど一世一代で守ったものがあります。

きっとジュジュは変わらないでしょう。
芸術家も。
マリアも忘れるでしょう。
人間なんてそんなものです。
だけど、熱く生きたことは財産です。

自分が生きている事を承認してくれるルネ・クレールらしい映画でした。

【いもたつLife】

日時:2009年11月05日 07:13

クモが成長していました

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ほしいも の作業場は、
春からこの時期まで眠っているようなものです。
あちらこちらにクモの巣もみかけます。

このクモは夏からここに住み着いていました。
今回作業場つくりのために、この場所のものを動かすのですが、
クモをよくみると、夏より二まわりは大きくなっています。

飲食店と同じで場所がよかったのかな?

だけどごめんさない。
こちらの都合で巣は台無しになってしまいます。

どこかまた良い場所を探してください。

【芋日記】

日時:2009年11月04日 07:26

ヤーコンと里芋の収穫

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立冬を前に急に冬が訪れました。
ほしいも の原料芋の収穫が昨日でなんとか終わり、
冬を目前に間に合ったところです。

その冬を想わせる「ヤーコン」と「里芋(ヤツガシラ)」も
収穫しました。

このまま冬ということもなさそうですが、
今日と明日の天気予報では、もう ほしいも作りが
できる気候です。

【新農耕民族の挑戦】

日時:2009年11月03日 07:29

U―571 2000米 ジョナサン・モストウ

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潜水艦の環境は劣悪なので、その条件で、緊張感が高まります。
戦時は、敵味方双方が最高を越えるべく技術を注ぎ込みます。
そこをスパイするという任務は、お互いが最も警戒るすることなので、
展開の行方に注目です。

ほとんど絶対、味方=主人公たちが(“いいもん”と昔言った)
助かることが約束されている進行に、興ざめを感じるものの、
戦争だけでなく、心技体の心が未熟で、艦長になれない副官が、
この船(潜水艦)の任務中に、立派に艦長をもしのぐ人物に、
成長物語としているところが見どころです。

結果オーライの脚本は過ぎていますが、
非常な人格を手に入れる、それを操れるようになる副官の心は、
経営の真を語っていて、私の心を刺激する流れでした。

【いもたつLife】

日時:2009年11月02日 07:05

故郷 1972 日 山田洋二

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人々の日常を変えてしまうことは、歴史上何度もありました。
戦争や明治維新、それ以前の歴史上の出来事でも。

同じく、産業革命から起こった経済支配の波は、表面的な争いはない現代まで、
人々の生活を変えています。

日本の高度成長の時、田舎の島でもそれがあり、
それをこの映画は表現しています。

多くの人が豊かさを選んだことが、本当に豊かかどうか、
今から振り返れば「ああだ、こうだ」と言えますが、
当時はそんなことは考えません。

それよりも今この映画でわかることは、
大きな流れに自分が身をおいているかどうか。
「これまでの、これから」生きてゆく上で
そこに注目しているのが大事ということです。

先住民の方が幸せだと思うことがあります。
外からの大きな力に惑わされずに生きる環境にいるからです。
私たちは環境が変化する場所で生きています。
だけど環境の変化を実感することは中々できません。

良い時代になったものです。
映画は過去の環境を客観的に映してくれます。
(客観的かは造り手の意志次第ですが)
なんて心強いのでしょう。

内容とは関係ないですが、
この映画を観た感想です。

【いもたつLife】

日時:2009年11月01日 09:13