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ブログ 今日のいもたつ

2012年07月

怪談累が淵 1957日 中川信夫

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理不尽に殺された男が
(借金した侍が金貸しの按摩を殺害)
怨霊となって侍と奥方を死に追いやります。
これがプロローグ。

20年後、
侍の息子は大店の手代に、
その店のお嬢様の小唄の師匠が按摩の娘で、再会。
もちろん二人とも出生のことは知りません。
そして、ドロドロの三角関係がもつれて行きます。

三人とも良い人物設定のところが妙です。
三人ともに肩入れしてしまいます。
けれど、侍の息子(手代)は、按摩の娘を貶いれてしまうのです。
娘も父親と同じく怨霊に。

人は所詮、宿命があるかのごとくの物語の流れです。
三人ともにまっとうな人として生きているのに、
ちょっとしたほつれで転がり落ちます。

因果応報を背負う二人はいかんともし難く展開します。
この流れに抵抗できすに流れてしまいます。
この映画を見入ってしまうのはこのあたりの上手さからです。

それと、カメラ、光、アングル、
怨霊と人物の切り返しがとても良いです。

落語が原作ということですが、
そんなリズムも感じました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年07月11日 07:35

花盛り

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有機農園のスタッフが、農園前の一角に、
たくさんの花を育てています。
早い花は春先から咲き始めますが、
総じて今年は遅れ気味でした。

ここにきて、花盛りを迎えています。

春から夏にかけて、
夏に一時期、
春から秋まで、
夏から秋まで、
色々な花がありますが、どれも揃って咲いているのは今だけです。

【芋日記】

日時:2012年07月10日 07:35

EMぼかし肥料栽培の安納芋

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EMぼかし肥料を畑に入れての有機栽培プラス特別栽培をしています。

奥のマルチ(ビニールで畝(うね)を覆った)部分は、数種類の品種を植えましたが、
手前は安納芋だけを植えました。

安納芋は大きく育たないので、
ここでどれだけの収穫があるかで、
肥料の効きが推測できます。

【芋日記】

日時:2012年07月09日 07:16

野生のスイカ

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ここのところ、たかおさんの家に行く度に、
野生のスイカの育ち具合を見るのが楽しみです。

しっかり?ハウス内で育てているスイカよりも、
当然伸び方は違って、ゆっくり育っていますが、
しっかり根付いているようで、だいぶ伸びてきています。

ハウス内よりはひと月以上遅れていますが、
健気さを感じて可愛いです。

追伸
昨日は「小暑」でした。二十四節気更新しました。(新暦の七夕でした)
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「小暑」の直接ページはこちら
小暑

【芋日記】

日時:2012年07月08日 10:02

野菜をまたまたたくさん頂きました

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たかおさんの奥さんがワザワザ、
キュウリをむしり、ジャガイモと大根は掘ってくれました。

とれたての野菜だけでなく、
漬物も頂きます。

そして、野菜も漬物も美味しいからとても嬉しいです。

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追伸
昨日7月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。今月のお宝ほしいもは、“紅マサリ四切りほしいも”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも

【芋日記】

日時:2012年07月07日 07:46

麦倒し

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麦間栽培の麦を倒して敷き藁にすることで、
抑草効果があることはわかっているのですが、
どの程度麦が育つかで、敷き藁の厚さが変わり、
抑草の効果に差があります。

秋から準備した畑はたっぷりの敷き藁になりますが、
春準備の畑では、薄い敷き藁で、雑草を抑えるまでにはなりません。

しかしながら、麦間栽培は、イモムシ除けの効果もありそうで、
(昨年の体験から)
薄い藁の敷き藁での抑草だけでない効果を測ることもしています。

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【芋日記】

日時:2012年07月06日 07:50

クイックスイート

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お取引先から、「クイックスイートの干し芋を試してみて欲しい」
との要望を頂き、今年ほんの少しですが育てています。

収穫したものから、一部を試作して、
具合が良いようなら、残りは種芋にして、
来年に備えるつもりです。

苗を植えてから約1ヶ月ですが、
つるの伸びが良いサツマイモです。
玉豊等に比べて伸びが早いです。
一番つるの伸びが早い人参芋と同じ位です。

【芋日記】

日時:2012年07月05日 07:35

家回りの草取り

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親しい農家のノブやんです。働き者です。

普段は畑仕事ですが、
この日は家の回りの草取りをしていました。

「化け物使い」という落語に働き者の杢助という人がでてきますが、
ノブやんを観ていると杢助を思い浮かべるほどよく働いています。

【芋日記】

日時:2012年07月04日 07:41

野生化したスイカ

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たかおさんの庭に自然にでてくるスイカですが、
毎年実も付けます。

ただでさえ芝の間からよく芽をだすと歓心するのですが、
ちゃんと実を付けます。

そして、こうやって自然にでてくるものは、
もちろん肥料はやらなくても育ちますし、
病害虫でダメになることはありません。
この環境の中で、スイカの実があった方が良いから、
出てきていることがわかります。

有機栽培をしていて苦労している畑は、
きっとかなり無理をしているのではないか。
とこのスイカを見ると感じます。

【芋日記】

日時:2012年07月03日 07:20

貸間あり 1959日 川島雄三

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主人公のフランキー堺は、幕末太陽傳の佐平次に重なります。
やはり川島雄三監督は己を重ねているのでしょう。

アパートの住人が、皆ありえない程個性的です。
住人でない小沢昭一も含めて。
そのキャラクター設定も抜群だし、
人物を絡めて物語を展開し、
多くのエピソードを入れて、
尚且つまとめてしまう手腕に拍手です。

これだけ盛り沢山なのに破綻しません。

そして、川島雄三の「さよならだけが人生さ」が強調されるので、
喜劇の中に醒めた感覚があります。

長屋(アパート)の住民は、憎くて可愛い奴たちです。
人間良いだけにはなれないのだから、
これくらい爆発してても良いかもと思ってしまいます。

主人公は、何でもできる自分が嫌いです。
人のために尽くすことを、厭わないのですが、
そこまでです。人とはそこまでとしている感じです。
恋人役は淡路千景です。
美人で聡明で彼女ほど尽くしてくれる女はいないタイプです。
その恋人から愛されることからさえ逃れます。

監督の厭世観でしょう。
でも映画はそこから生まれる人の様と、
そんな主人公を慕う長屋の奴らの
「不平不満を言いながら生きる」貴さをさらっと、
駆け抜けるように仕上げます。

やっぱり川島雄三の映画は凄いです。

余談ですが、「めぞん一刻」はこの映画に捧げられているのではないでしょうか。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年07月02日 07:33