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ブログ 今日のいもたつ

2012年10月

経営者・平清盛の失敗 山田真哉 著

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「会計士が書いた歴史と経済の教科書」

通貨を、流動性や保存性という
通貨としての価値しか見出せない、
応用が利かなかったことにとても反省です。

軽いタッチですが、力を込めて書かれています。

読み手を引き込む構成もよく考えられていました。
面白かったです。

【いもたつLife】

日時:2012年10月11日 06:04

黒い河 1957日 小林正樹

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映画は、純な有馬稲子と渡辺文雄の恋愛に、
ヤクザな仲代達也が割って入る話ですが、
設定が面白いです。

米軍基地周辺で、基地で経済が回っています。
そして、盛りたてるのが、渡辺文雄が住む長屋の住人達です。
曲者ぞろいです。そして因業大家の山田五十鈴にも注目です。

人の欲、可愛い欲からとりとめなく溢れてくる、いやらしい欲まで、
愛憎を絡めて画面に流します。

長屋連中のコメディタッチが、弱者のしたたかさと、
やるせない行く末は、笑いの先の空しさを感じます。

そして、一線を越した有馬稲子はどうなるのか。

最初と最後で彼女は全く違う女になりました。
これも生きていくためでしょうか?
小林監督は、とても厳しい現実を登場人物に突きつけます。
そして貴方は何を信条としているかと問うてきます。

活き活きした役者の演技合戦も大きな見どころです。
日本映画の魅力が楽しめます。

追伸
10/08は「寒露」でした。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「寒露」の直接ページはこちら
寒露

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年10月10日 07:49

汚れた心 2011伯 ヴィセンテ・アモリン

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終戦直後のブラジル、日系移民同士の対立、抗争です。
日本人同士が殺しあう悲劇です。

根底にあるのは、“否定できない自分”です。
人の性で、哀れな性、でもいつでもどこでも、
自分を、過去から今までの自分を肯定しなければ生きられないのが人です。
そしてそのためには、どんな事実も自己都合に置き換えることを厭わないのが人です。
自分ももちろん同じです。
平時はこのことで問題はありません。

この悲劇の舞台裏は戦前からの多くの積み重ねです。
教育の恐ろしさ、
妬みのはけ口、
自己陶酔する心、
よりどころを失う怖さ、
生きていかなくてはならない運命、
それらの積み重なりが善悪を心から消し去ります。

やってはいけない、本来なら心ある者ならできないことまで、
やることを疑わなくなります。

つくづく人は相対の中でしか判断できないことを、
この映画でまた思い知らされました。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年10月09日 07:30

鶴の里23by

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10月1日に毎年蔵出しになる鶴の里です。
約一年の熟成という菊姫酒造の中では若い熟成での蔵出しです。
また醸造年度ごと(by)に味わえるのも特徴で、
23byは、黒ラベルです。
(左の赤ラベルは22by、右の青ラベルは21by)

第一印象は、歴代の鶴の里の中でも、フレッシュさがある、です。
旨みが詰まったフレッシュさというのが適切な表現です。

菊姫は総じて濃厚です。
濃厚とフレッシュさは相反すると一見思いますが、
そうではないことがわかります。

キレがあって濃醇なので、後まで旨みが残ります。
だからもっと正確に言うと、
キレとフレッシュさは口に含んだ時で、
その後は、若い熟成のマイルドさがあり、
その後は、ジワジワ美味しさが広がります。

今年の23by鶴の里も今後の熟成が楽しみな潜在力を感じます。

【酒呑みのひとりごと】

日時:2012年10月08日 08:03

かぞくのくに 2012日 ヤン・ヨンヒ

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ラスト、主人公の妹が、兄(主人公)に託された自由に向けて歩きます。
思考停止することのもったいなさを自覚するように。
希望を得る困難を自覚するように。
この映画の主旨のひとつであり、
私が最もメッセージとして受け取ったのが、
自由(希望)を得ることへの無自覚な思考停止の己への罪です。

もちろん、かぞくがテーマです。理不尽なかつて「地上の楽園」と言われて、
北朝鮮に移住した在日朝鮮人の悲劇が骨子です。
でも、それは胡坐をかく日本人へのメッセージにもなっています。

『キューポラのある街』では、洋々として北朝鮮に向かう少年が描かれます。
同じ時代の映画『冬の小鳥』では
韓国では幸せになれない少女が里子に出されることが描かれます。
今となっては地団駄な対比に映ります。

大きな権力に無力な個人が、
制約の中でできることは何か、
考えても考えたも、何もできないことしか見つからなかったとしたら、
人らしく生きていけるのか。

壮大な社会実験だった社会主義対資本主義が生んだ、
たくさんの社会的な矛盾を痛感する上で、
生き方そのものを問う作品です。

【銀幕倶楽部の落ちこぼれ】

日時:2012年10月07日 09:43

新型車両

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JR常磐線の特急「スーパーひたち」「フレッシュひたち」に
新型車両が導入されました。
昨年春からなのですが、一部ダイヤでの運行なので、
乗り合わせることがありませんでした。
今回、運よくたまたま乗車しました。

外観は新しさを感じませんでしたが、
内装はシックで落ち着きがあり、
シートもヘッドレスト付きで高級になっています。

騒音対策も旧車両よりも優れていました。
乗り心地も改善されている感じです。
(仕事(PCの入力)をすると乗り心地の改善がよくわかるのですが、
今回はPC入力しなかったので感覚でよさそうと感じました)

【いもたつLife】

日時:2012年10月06日 07:28

畑内の通路の除草

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当然ですが草は、畑内だけでなく畑周りでも通路でも伸びていきます。
順々に畑を回りますが、しばらくこなかったので、
草茫々になってしまった畑内の通路です。

収穫前には、畑周りと合わせて、通路も草刈りをします。

【芋日記】

日時:2012年10月05日 07:35

銀河星プラスEM7栽培

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銀河星という天然のたい肥で土壌改良している畑に、
兼六人参芋を植えて、
EM7の活性液を葉っぱにまきました。

銀河星は、天然腐植土・草炭(ヨシ・シゲ等の堆積物、有機炭素)
貝石灰・隆起珊瑚粉末・岩石粉末が原料の優れた土壌改良たい肥です。
EM7は、EM(有用微生物群)ミネラルやセラミックスを加えたもので、
どちらも農産物が持つ本来の機能を引き出して、
健全に育つのを促すためのものです。

有機栽培プラス栽培として試しています。

EM7を使った後、
葉っぱの色が他の兼六人参芋と明らかに違いがでてきました。
収穫が楽しみです。

【芋日記】

日時:2012年10月04日 07:20

サツマイモのつるの伸び

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サツマイモの有機栽培では一般栽培に比べて全体的に、
つるや葉の伸びが遅い傾向があります。
その中でも有機栽培に麦間栽培を組み合わせた農法は、
特につる・葉の伸びが遅れます。

この畑は、麦間栽培の畑です。
ようやっとサツマイモが畑を覆うようになりました。

麦間栽培は雑草、イモムシ、畑の中の線虫を抑える効果があるのですが、
生長の遅さが問題です。
来シーズンは、畝(うね)幅や、苗を植える時期等を含めて見直しをする予定です。

【芋日記】

日時:2012年10月03日 07:35

ハクザに負けず

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サツマイモ畑の雑草の王者がハクザです。
サツマイモのつるや根を抑えて
サツマイモが畑に広がるのを阻止するかのごとく
ハクザは畑中に広がります。

要はサツマイモがハクザよりも早く畑を覆えば良いのですが、
そのために草取りをせっせとしています。

この畑もハクザに追われながらの草取りでしたが、
なんとかサツマイモのつるが伸びました。
ハクザに隠れながらではありますが。

【芋日記】

日時:2012年10月02日 06:03