干し芋のタツマHOME>今月の定期宅配干し芋
干し芋のタツマHOME>今月の定期宅配干し芋

2019年11月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

どれだけ我慢できるかで干し芋の美味しさが変わります。
自信をもってお届けする、いずみ丸ほしいもです。

加工する時期とサツマイモの種類で保管場所も変えています。

収穫量が少ないのがいずみ種ですが、その美味しさから作り続けられています。

皮むきしていると柔らかくて崩れてしまう位まで、トロトロに蒸かします。

干し芋が甘くなる条件は二つ。一つは完熟、もう一つは蒸かしです。

サツマイモの主成分はデンプンです。
これが糖に変っていないと干し芋に加工しても甘くありません。
サツマイモは寒さに当たると腐ってしまうのですが、しかし腐らないまでのギリギリの温度(10℃位)にしないとデンプンが糖になりません。
果物が熟していって甘くなっていくのと同じです。
まずは加工する前にこの工程が必要です。

そしてその準備ができてから原料芋を蒸かすのですが、コツはとにかく時間をかけることです。
ゆっくりと熱を通さないと、糖化された原料芋の甘さが引き出せません。

美味しい干し芋作りは我慢することです。

原料芋を糖に変えるのも、少しずつ時間をかけて寒さに当てることです。
いきなり寒くすると冷え腐りします。

加工での蒸かし方も同じです。
蒸かすのはボイラーですから、強い蒸気を使えばいくらでも短い時間で蒸かすことができますが、それはご法度です。
最低でも1時間半は時間をかけます。

糖化させることは原料芋が傷むリスクが伴います。
当然ですが寒さに当ててダメになってしまう原料がない訳ではありません。
ですが、それは美味しさを追求するためには仕方のないことです。
また、時間をかけて蒸かすのは面倒なことです。
でもそれをすることで、全く別物の干し芋が出来上がります。

今月のいずみ丸ほしいもはそれを十二分に適えたモノです。

2019年11月1日 株式会社タツマ
福井保久