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2020年1月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

生産量が減っている、ほし黄金干し芋は、
品揃えの一つに加えないのはもったい美味しさです。

少しでも保存性を良くするために、掘りあげた“ほし黄金”は天日干しします。

糖に変わるのが早い“ほし黄金”は、保管場所も変えます。

形状も大きさも干し芋の原料として手頃なモノに育ちますので、加工もやりやすいです。

ほし黄金も生産する農家が減ってしまいました。

ここ約10年で、干し芋に適したサツマイモの品種が数多く干し芋産地に登場しましたが、定着したのはその中のほんの一部です。

どの品種も干し芋に適しているので、仕上がった干し芋はどれも美味しいのですが、栽培の難しさや、収穫量の差や、加工のやりやすさ等々で、次第に淘汰されます。
単体で見ればどれも干し芋に適していても、農家側からすれば、適しているサツマイモ同士で比べるので選抜されてしまいます。
その中で定着しそうでしなかったのが「ほし黄金」です。

ほしいも農家にしてみれば美味しさはもちろん重要ですが、それと同じくらいか、それ以上に重要なのが収穫量です。
その次が加工のしやすさになります。
同じ面積でどれだけ収穫できるか、そしてそれを干し芋に加工する時に、加工のしやすさは収穫量に並ぶ基準となります。

ほし黄金はこの二つの条件を満たしています。
だから定着してもおかしくなかったのですが、保存性に難があったのです。

干し芋の甘さはサツマイモのデンプンが糖に変わった甘さです。
この糖に変わるというのは腐っていく過程でもあります。
ほし黄金は糖に変わるのが早い品種で、他の品種よりも保管が難しいのです。

秋に収穫した原料芋を、干し芋に加工するのは冬の寒さが来てからになりますが、ほし黄金はなるべく早く加工しないと原料段階でダメになるリスクが高いために、生産されなくなってきてしまいました。

ほし黄金干し芋は、美味しいだけにとても残念です。

今月は、その希少となった、ほし黄金平ほしいもをお届けしました。

2020年1月10日 株式会社タツマ
福井保久