2020年3月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました
丸干し芋を作る適期に合わせて原料芋を糖化させ、一ヶ月かけて天日干ししました。
収穫する段階から、形状と大きさで、丸ほしいも用として選んでおきます。
紅はるかはやわらかい食感なので、丸干し芋にしてもそれが活きます。
真冬に加工することを予め予定してそれに合わせて保存もしておきます。
一年で一番寒い時が丸干し芋作りの最適期です。
丸干し芋は、乾いている表面が平干し芋のように凝縮された甘さです。
中心部分は水分量が多いため、しっとりとして柔らかく蜜を含んで、まるで芋ようかんのような味わいがあります。
丸干し芋は丸ごと一つのサツマイモをそのまま干し上げます。
だからその原料芋の良し悪しがストレートに現れます。
これが平干し芋よりも品質に差が出る加工のやり方の理由で、それを解消するためには厳しい選別が必要です。
まずは、原料芋を収穫する段階から形と大きさを選びます。
また、蒸かして皮むきすることで品質が確認できるので、この段階でも選別します。
丸干し芋を作る適期は、寒くてまだ陽が短い1月中旬から2月初旬位です。
選びに選んだ原料芋をこの時期に、一ヶ月かけて天日で干し上げると、とても美味しい丸干し芋ができます。
これは平干し芋についても同じなのですが、水分がゆっくりと引いていく(乾いていく)方が
甘さが出ます。
まだ陽も長くなっていない極寒の時期に干すことで時間をかけて乾かす条件が整います。
一年の中でも丸干し芋を加工する適期は短いのですが、それに合わせて作られた丸干し芋は、
サツマイモだけが原料とは思えないほど、とても美味しいです。
今月はその最適期に一ヶ月かけて干し上げた、紅はるか丸ほしいもです。
どうぞご期待下さい。
2020年3月6日 株式会社タツマ
福井保久