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2020年6月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

少ない作付けながら、安納芋のほしいもは毎年作っています。安納芋ほしいもならではの味わいがあるからです。

掘り起こした安納芋は、原料芋にならないモノばかりで、畑において来た方が多いです。

甘さだけなら紅はるか干し芋が上ですが、独特の美味しさがあります。

安納芋は繊維が多いので、加工中も製品にならないモノが出てきてしまいます。

ほしいもの原料芋として育てるのが大変です。

ほしいもの原料芋のサイズは、500mlのペットボトル程の大きさが一つの目安になります。
そして、ふっくらとしていることが条件です。

まず安納芋をその大きさまで育てるには、ほしいも産地の気候では難しいのと、収穫したサツマイモは縦に凹む形状が多い=ふっくらとしていないため、ほしいも用として育ちづらく、タツマ以外の農家ではまず作られない品種です。

安納芋は甘くてしっとりとした焼き芋として脚光を浴びてから、人気があるサツマイモですが、こと甘い焼き芋としては、安納芋系の品種として開発された“紅はるか”の方が甘いです。

紅はるかは干し芋の原料芋としても、収穫が見込めること、高品質の干し芋に仕上がることから、産地でも現在は主流品種になっています。

また焼き芋同様に、紅はるか干し芋は安納芋干し芋よりも甘く、そしてやわらかさも上です。

しかしながら、安納芋も干し芋に仕上げて十分に美味しいのは変わりませんし、しっかりとした食感と、安納芋ならではの甘さがありますので、ほしいも用として育てるのは大変ですが、タツマでは作付けを続けています。

ただし前述したように、小さくてふっくらとしていない、ほしいもの原料芋にならないモノが多くできてしまうので、作付けはわずかにしています。

なかなか定番としては販売できないのが安納芋ほしいもです。

2020年6月5日 株式会社タツマ
福井保久