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2020年7月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

形よく、大きさもよく育つサツマイモが紅マサリです。 それゆえに、紅マサリ丸干し芋は珍しい干し芋です。

毎年春には、紅マサリの苗を苗屋さんに頼まれます。根強い人気があるようです。

主に青果用で作られていますが、干し芋にも合っています。

タツマのために紅マサリを作ってくれる干し芋農家は2軒で、そのうちの一人の誠さんです。

紅マサリは焼き芋用の品種ですが、ほしいもにも適しています。

青果用のサツマイモの代表は、金時芋と紅東で、ほしいも産地では紅東の作付けが多いです。
ですが、紅東は、曲がって育ってしまう性格があることから、製品率が悪いのが、農家としては頭が痛いところでした。
その紅東の欠点を解消し、品種改良されたのが紅マサリです。

青果用、特に焼き芋にすると美味しいのが紅マサリです。
“ホクホク系”の紅東とは異なり、“しっとり系”で甘い焼き芋になります。

その性質は干し芋にも適していて、一部の干し芋農家は紅マサリを干し芋加工しています。

曲がらないでふっくらした形状に育つ紅マサリは干し芋の原料芋にももってこいです。
大きさも原料芋に申し分ないくらいに育つところは、玉豊や玉乙女と似ています。

その3品種に共通する“原料芋として申し分ない大きさまで育つ”ことは、“小さい原料芋で作る丸干し芋は珍しい”ということです。

今月は、紅マサリ丸干し芋です。少ない生産量の中から選んで商品化しました。

紅マサリの利点が、形状も大きさも良いところと、やせた畑でも育つところです。

タツマではシルクスウィート干し芋も扱っています。
紅マサリを親にした品種で、シルクスウィートも焼き芋で評判が良いですが、紅マサリの長所を引き継いでいるので、干し芋に加工しても高品質です。

紅マサリは干し芋としての作付けが少ないですが、もっと見直されても良いサツマイモだと思っています。

2020年7月3日 株式会社タツマ
福井保久