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2021年4月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

人参芋の干し芋で最も美味しいのが「兼六干し芋」です。 無農薬で育てて仕上げました。

親しい干し芋農家もなかなか作ってくれないのが、人参芋のほしいもです。

カロテンを含むので色は赤く、人参の風味が感じられます。

人参芋の干し芋は、紅キララ等も作りましたが、やはり兼六種が一番高品質です。

静岡の干し芋名人の兼子さんが大事に育てたサツマイモが「兼六」です。

カロテンを含むサツマイモのことを人参芋と言い、多くの品種がありますが、タツマでは「兼六人参芋」の干し芋を作っています。私見では人参芋の中でこの「兼六」が一番美味しいからです。しかし、これを育てて干し芋加工するのが容易ではありません。

元々この「兼六」は静岡県磐田市で長年干し芋を作り続けていた名人の兼子さんが自分で優良選抜したもので、兼子さんが廃業する時に、門外不出だった種芋を分けて戴き継承したものです。
この兼六ですが、まず育たないサツマイモです。そして芋の表面に凹凸があるので、皮むきがとても大変です。
この二つの条件は採算にも影響します。生産量と生産性が悪いからです。

兼子さんに教わった通りに栽培し、干し芋に加工していますが、結構大変です。兼六で素晴らしい干し芋を作っていた兼子さんには今更ながら頭が下がります。

今月は、兼六人参芋を無農薬で育てて仕上げたものです。
収穫量は少なくて、ほんの少ししか出来上がりませんでしたが、美味しさは兼子さんの味を引き継いでいると自負しています。
カロテンを含むために、独特の風味がありますが干し芋としての甘さも充分あるのが兼六人参芋の干し芋の特徴です。
どうぞ他の品種にはない風味を味わってみてください。

2021年4月2日 株式会社タツマ
福井保久