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2021年5月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

ほし黄金の特性上、なかなか作られない。だから希少な「ほし黄金丸干し芋」です。

ほし黄金は、丸くふっくら、そして大きく育つので、丸干し芋はあまりありません。

丸干し芋にしても上々の甘味があります。

2020年は12月から気温がぐっと下がりほし黄金の丸干し芋を仕上げることが出来ました。

2020年度の一番最初に干しあがった丸干し芋です。

長らく干し芋産地で主力品種だった「玉豊(たまゆたか)」が、近年の温暖化で産地の気候と合わなくなり製品率が悪化してきてしまったことから、その玉豊の後継品種として誕生したのが「ほし黄金」です。

ほし黄金は、収穫量が良くて干し芋加工がしやすいという玉豊の特性を保ちつつ製品率もしっかりと改善がされました。しかも甘さは玉豊以上となりました。

しかし、万々歳とはならないのが難しいところです。玉豊よりも“保存性が悪く”なってしまったのです。寒さに弱いのです。

秋の収穫後から干し芋加工が始まる12月までの間に冷え腐りが出てしまうため、栽培する農家が少なく、作付けをするとしても12月前半に加工する分だけに留まっています。

このほし黄金の特性から、ほし黄金丸干し芋はとても希少な干し芋です。
まず、玉豊なみの収穫量があるということは、大きい芋が多く、丸干し芋用の小さい原料芋がほぼありません。そして丸干し芋は寒さが本格的にならないと加工できないので、12月前半で加工を終えてしまうほし黄金は丸干し芋に加工したくてもできないのです。そもそも生産量が少ないので、ほし黄金干し芋そのものが貴重な干し芋となっています。

2020年度は、久しぶりに12月上旬から寒くなりました。
そこでほし黄金丸干し芋の加工ができました。
ほし黄金は一番最初に加工を始めるので、平干し芋は毎年一番に仕上がりますが、丸干し芋の加工ができたことで、2020年度はその丸干し芋も一番最初の仕上がりとなりました。

2021年4月28日 株式会社タツマ
福井保久