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2021年9月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

限られた数量しか作られなくなってしまったのが、 「玉豊(たまゆたか)角切り芋」です。

どうすれば今の気候で高品質の玉豊を栽培できるか、試行錯誤しています。

今シーズンも満足できる玉豊干し芋は少しだけでした。

収穫した玉豊をいかに良い干し芋に加工するかも試行錯誤しています。

高品質の玉豊干し芋を作るのは目標になっています。

ここ10年で干し芋産地で一番の変化は、生産の主流が玉豊から紅はるかに変わったことです。

50年以上も産地で主力品種だった玉豊が減ったのは、紅はるか干し芋が優れていることも挙げられますが、玉豊が産地の気候風土に合わなくなってしまったことの方が大きいです。

猛暑やスコールのような雨、暖冬など、ひと昔前の干し芋産地では思い当たらないことが頻繁に起こります。それらが玉豊の生育に与える影響は確実にあると考えています。そうでなければ、玉豊干し芋が昔のように美味しく作ることが困難になっていることの説明がつきません。

玉豊の作付けの全部を紅はるかに変えてしまっている農家は毎年増えています。実際に自社の有機農園でも玉豊の作付けはほんのわずかにしてしまっています。けれど、玉豊を見捨ててしまうのは勿体ないと考えてもいます。

ここ数年で、どうすれば美味しい玉豊干し芋を作ることが出来るかは、当農園の課題の一つになっています。

年を追う毎に高品質の玉豊干し芋は希少になってきました。中でも平干し芋、丸干し芋よりも生産量が少ないのが角切り芋なので、本当に少なくなっています。
今月は昔ながらの玉豊角切り芋です。

2021年9月3日 株式会社タツマ
福井保久