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2022年1月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

「絹のようななめらかさ」と言われるシルクスウィートの特徴が、ほしいも加工の難易度を高めています。

スライスしたシルクスウィートはつかみどころがないので、簾に広げるのが一苦労です。

シルクスウィート焼き芋は「絹のようになめらか」が謳い文句です。

シルクスウィート干し芋は、天日干しして5日程経つと、ようやく手入れがしやすくなります。

通常の品種では作りやすい平干しが、シルクスウィートでは一番大変になります。

安納芋がしっとり甘い焼き芋として注目されて、それに続くサツマイモとして今では紅はるかとシルクスウィートがよく取り上げられます。

この二つの品種は干し芋に加工しても、とても美味しいサツマイモです。しかしながら安納芋とシルクスウィートは、ほしいも産地でも生産しているのはわずかな生産農家だけです。

二品種のサツマイモの違いの一つが繊維の強さです。“絹のようになめらか”と言われるシルクスウィートは、焼き芋にしてスプーンで掬えると言います。それは繊維がないからです。

この繊維の強さは干し芋加工においてもポイントとなります。繊維が強い安納芋はスライス時に繊維に実が引っ張られて崩れてしまいます。逆にシルクスウィートは繊維が弱いためにスライスした時点で実が崩れやすく、その後の簾に並べる時も取り扱い注意でとても神経を使いますし、丁寧に扱っても崩れてしまいます。

一度シルクスウィート干し芋を作った農家が二度とやりたがらない気持ちは十分にわかります。

ということで、シルクスウィートの場合、一番作りやすい平干し芋が一番大変です。そしてなかなか生産されない干し芋です。

自社有機農園ではシルクスウィートとしては比較的作りやすい、丸干し芋と四切り干し芋、そして難易度高めの平干し芋も作っています。

今月は、その無農薬栽培のシルクスウィートの平干し芋です。ご期待ください。

2022年1月5日 株式会社タツマ
福井保久