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2022年5月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

「むらさきサツマイモは甘くない」 “ふくむらさき”でその考えを改めました。

紫芋の干し芋をお宝ほしいもにできるとは思ってもみませんでした。

鮮烈な紫色は“ふくむらさき”でも同じです。

“ふくむらさき”は芋掘りを遅らせても、ほしいもサイズまで育ちそうにありません。

「どうせ甘くないだろう」と味見してびっくりしました。

カロテンを多く含むサツマイモのことを人参芋と言います。とてもたくさんの品種があり、タツマでも兼六、安納紅、かぼちゃ芋、紅キララ等を栽培しています。どのサツマイモも赤肉で、紅色のほしいもに仕上がります。

人参芋ほどの種類はありませんが、アントシアニンを多く含むサツマイモが紫芋です。紫色の果肉で、鮮やかな紫色に仕上がります。

どちらも色に特色がありますが、人参芋は総じてサツマイモらしく甘いので他のサツマイモ同様に扱われますが、紫芋は甘くないために、主にその色を活かすために加工用として、また色付けの原料にされるのが主な用途でした。

“ふくむらさき”は今までの紫芋とは違い甘いサツマイモだと言われていましたが、私は干し芋に加工しても、はなから甘くないだろうと決めつけていました。

申し訳なかったです。ふくむらさき干し芋は甘いです。

そして、ほんの少ししか作らなかったけれど、お宝ほしいもに出来て良かったと思っています。

では今後干し芋として増えるか?となると、それはなさそうです。“ふくむらさき”は干し芋加工できる大きさまで、どうも育ちそうにないからです。折角甘い紫芋が登場したのに残念です。でもこのように食味も良く、なおかつ育つ紫芋が今後出てくる期待が持てるようになりました。

2022年5月6日 株式会社タツマ
福井保久