【有機丸干し芋（品種：いずみ）】美味しさに加えて究極の安心・安全を追求すると、有機栽培でサツマイモを育て、有機ほしいもに加工することに行き着きます。

国産の有機干し芋は、タツマ（ほしいも直売場）が日本で初めて有機ＪＡＳ認証を受けました。
継続的に農薬も化学肥料も使わないで、与えられた畑の中の環境だけで有機サツマイモを栽培し、有機サツマイモを干し芋に加工するために、有機ＪＡＳ認証を受けた専用の自社加工場で、有機干し芋に仕上げました。

日本全国の干し芋の中でも最高峰が“茨城産いずみ種”です。その最高の干し芋を有機で実現させました。
その中から丸干し芋と角切り芋を選びました。

“茨城産いずみ種”は有機栽培との相性がよく、有機いずみ丸干し芋も、いずみの持つ甘さ、やわらかさ、食感を十分に引き出すことができた理想の干し芋に仕上がりました。

【有機角切り芋（品種：いずみ）】 サツマイモのデンプンが糖に変わったのが干し芋の甘さです。
ですから、元の原料芋に、どれだけデンプンが蓄えられているかが、高品質の干し芋のポイントになります。
紅はるかを栽培していると、苗の段階から、畑で育つ時も、茎も太く葉も大きく多く育つので、盛んに光合成が起こってデンプンを蓄えていることを実感します。
そんな干し芋にしても美味しくなる紅はるかを、基本に忠実に、丁寧に作られたものを目利きしました。
甘さやわらかさは折り紙つきの【特選紅はるか丸干し芋】です。

【有機角切り芋（品種：玉乙女）】玉乙女も干し芋に適した品種です。
これも有機栽培で育てるのは苦労しますが、工夫を重ねて、高品質の干し芋ができる原料芋ができるようになりました。
その中から角切り芋ができるものを選び加工しました。
いずみの美味しさとはまた違った、サツマイモらしさが味わえるのが有機玉乙女角切り芋です。

【有機平干し芋（品種：人参芋・兼六）】カロテンを多く含むサツマイモの総称が人参芋です。
その中でも、とても美味しい干し芋になる人参芋が兼六種です。
しかし兼六は、いずみ種以上に育たないために、一般栽培でも栽培されることがないサツマイモです。
有機栽培でもわずかしか収穫できませんが、その兼六人参芋の味わいは他では得がたい美味しさがあります。
有機兼六の干し芋はそれを継承する意義を含めて生産を続けている干し芋です。

【有機平干し芋（品種：安納芋）】『蜜芋』と呼ばれる安納芋は干し芋にしても甘くなります。
ただし、干し芋産地の気候下では育たないことと、干し芋に加工する時のやりづらさ、手間がかかることから安納芋の干し芋は普及していません。
当然、有機ほしいも用として栽培しているのもタツマだけです。
有機栽培では収穫量はわずかですが、『蜜芋』の名にふさわしい高品質な有機安納芋に育ちました。
その有機干し芋を、有機干し芋工場で丁寧に干し上げました。

【有機平干し芋（品種：ほしキラリ）】高品質の干し芋のサツマイモとして開発された“ほしキラリ”ですが、収穫の悪さと、あまりにも生育のスピードが遅いために産地に定着しませんでした。
しかしその美味しさは捨て難く、タツマでは、作付けはわずかですが、ほしキラリ干し芋を作っています。
有機ほしキラリ平干し芋は、ほしキラリらしい上品な美味しさが十分に引き出されています。

農薬も化学肥料も使わない有機栽培でのサツマイモ作りは困難です。
草取りや虫取りもさることながら、肥料も限られるので、自家製でのたい肥作りも必要になります。
「誰も作っていない、けれど自分達も手に入れたい、望んでいる人達もいる」それなら「自分達で作ろう!!」そういう想いで有機干し芋作りに取り組んでいます。
タツマオリジナルの有機干し芋です。ぜひお試しください。

株式会社タツマ 福井保久