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2017年10月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

絹のような滑らかな舌触りの焼き芋用として品種改良された、シルクスウィートを有機栽培で育て干し芋にしました。

まだ栽培を始めて3年なので、工夫の余地があります。 苗作りでも他の品種のように育つ術を探っています。

上品な甘さの焼き芋を連想させる干し芋です。程よい甘さとやわらかさが特徴です。

シルクスウィートに合うと予測した畑で作付けしました。それが功を奏したのか、ほしいもとして良い原料芋に育ちました。

シルクスウィートは、有機栽培にも、ほしいもにも適しているサツマイモです。

農業は因果関係を掴むのがとても困難です。
収穫された生産物を見て、“良い”としても“良くない”としても、その年により、気候が違う、生えてくる雑草が違う、病害虫による被害も違うものですから、こちらが施した農作業が良かったのか、たまたま気候やその他が農産物に合っていたのか、結果に対しての原因の特定が出来かねるからです。

しかしながら、結果の原因を自分なりに推測していくことは大事です。
そして、それを積み重ねて良い結果になる確率を少しでも高めることが大事です。

また組み合わせも重要です。

たとえ隣同士の畑であっても、その畑特有の特徴があり、性格が違うというのもよくあることです。
ですから、畑の特性に合った土作りをして環境を整えます。
そしてサツマイモの品種がその畑に合うか合わないかもありますので、どの品種を栽培するかを試すのも大切なことです。

サツマイモも、毎年たくさんの品種が登場します。
まず、ほしいもに適している品種かどうかを見極めるのですが、ほしいもに適している品種だったら、次はどういう栽培が良いかを試します。

シルクスウィートは2016年度から、本格的に有機栽培をはじめました。
それ以前に干し芋にも適していることがわかりましたし、水はけが良い畑の方が合っていることもわかってきたので、そういう畑を選んで作付けしました。

幸い有機栽培との相性も良かったので、ほしいも加工するのに、手頃なサイズ・手頃な形の芋に育ってくれました。

シルクスウィートは安納芋のように蜜芋系のしっとり甘い焼き芋用のサツマイモとして開発されました。
絹のような舌触りと食感、上品な甘味という触れ込みです。

そのシルクスウィートの干し芋はと言いますと、甘味が抜群の紅はるか程ではありませんが、十分な甘味があります。
焼き芋で上品な甘味と表現されているのに納得です。

また、やわらかい干し芋に仕上がりますが、程よい噛み応えがある果肉です。
そして、サツマイモらしい旨さが後味でジワジワ味わえます。

ほしいも加工のサツマイモとしても相性が良いサツマイモです。

2017年度以降も有機シルクスウィートほしいもを、工夫を凝らして作る価値があると想わせてくれるのがシルクスウィートという品種です。

2017年10月6日 株式会社タツマ
福井保久