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2017年12月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

真冬に約一ヶ月、寒さに当て、干し場で手入れを続けて仕上げた、有機紅はるか丸ほしいもです。

大寒前後の真冬に仕上げるのが丸ほしいもです。加工する期間はとても短いので、生産量は限られています。

細長くなる紅はるかは、丸ほしいもにしても見栄えがします。

掘り起こしたサツマイモを、平ほしいもとは別に丸ほしいも用の原料として収穫します。

これまで作ってきた有機丸ほしいもの中でも、いずみ種と同じ位の出来栄えになりました。

丸ほしいもは平ほしいもに比べて、とてもデリケートです。

原料にするサツマイモは、平ほしいもよりもかなり小さいのですが、平ほしいもはスライスすることにより薄くなり、厚さも均一になりますが、丸ほしいもは掘り上げたままの形と大きさですので、そこが決定的な違いになります。

平ほしいもの厚さは約9mm。
好天が続いたとして、天日干しで、約一週間で干し上がります。
これに比べて丸ほしいもは小さい原料芋を加工するとはいえ、厚さは平ほしいもの3倍~5倍あります。
乾くまでの時間は三週間からひと月です。

ほしいも産地の冬は、西高東低の気圧配置で、安定した寒い晴れの日が多いのですが、さすがに一か月間ずっとそれが続くことはありません。
雨風が強くなったり、場合によっては氷点下の気温の日もあります。
その日の天気で、干し場においてある丸ほしいもを出したりしまったりです。

また、形も大きさもまちまちな個体差があるのが丸ほしいもですから、乾くスピードもそれぞれです。
ですから一つ一つ個別の手入れは欠かせません。

なかなか手間が掛かる赤ん坊のようなのが丸ほしいもですが、手間隙かける価値があります。

「丸ほしいもが一番」というお客様がたくさんいらっしゃる通りの味わいがあります。

しっかりと乾燥して甘さが凝縮しているのが平ほしいもで、丸ほしいもよりも干し芋らしいのですが、丸ほしいもは、水分量が多いことと、厚さがあることからの食感と層によっての甘さの違いで、和菓子のようです。

表面は乾いていますから、平ほしいものような感じですが、芯に近づくほど、ねっとりとしてきて、甘さも、凝縮から蜜がしみ出るような味わいになります。

有機ほしいもを作り続けてきて、品種は「いずみ種」が、一番有機の良さが現れるほしいもだと思っていました。
有機丸ほしいもはもっぱら「いずみ」ばかりで仕上げてきましたが、今回の「紅はるか」は、これまでのいずみ丸ほしいもに劣らない上々のモノが出来上がりました。

“有機紅はるか丸ほしいも”、ぜひご期待ください。

2017年12月1日 株式会社タツマ
福井保久