干し芋のタツマHOME>今月の定期宅配干し芋
干し芋のタツマHOME>今月の定期宅配干し芋

2018年3月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

足かけ3年かけて土作りをした畑で栽培した、
無農薬あいこまち平ほしいもです。

収穫の時から、ほしいも加工するのがとても楽しみでした。しっかりと糖化させて、満を持して仕上げました。

あいこまちは、甘さもやわらかさも十分の干し芋に仕上がります。

栽培期間中も畑の様子をみて、EMボカシ肥料を追肥もしました。

緑肥作物、EM農法、自家製たい肥、土壌改良剤で徹底的に土作りしました。

その年の気候により、芋虫が大量に発生したり、畑に病気が広がってしまったりと、何が起こるかわからないのが農業です。自然が相手なのでこれは宿命と言えます。

それに対応するために、現在では様々な農薬が揃っています。

雑草には除草剤、虫には殺虫剤、病気には殺菌剤という具合です。
この恩恵はとても大きく、毎年安定して農業ができ、予定通りの収穫もできるということになります。

これらを一切できないのが、有機農業です。

そのために手を尽くすのですが、何よりも大変なことは“土作りに時間が掛かる”ことです。

サツマイモ畑では、当たり前ですがサツマイモばかりを栽培します。
実はこれは畑の土に、とても負担を掛けることになります。
どうしても土壌中の成分や微生物が偏ってしまうのです。

その年の気候でその偏り方は違いますが、非常に悪い土質になってしまうことがあります。
こうなると厄介です。

どの畑でも連作はしません。
それは栽培によって負担が掛かった畑を、健康な状態に戻すためです。
収穫した次の年は、必ず休ませて土作りに励みます。
最低でも1年、場合によっては3年間寝かせることもあります。

その間に色々と土を健康にする農作業を行います。

今月の無農薬あいこまち平ほしいもは、3年かけて畑の土作りをしてから作付けし収穫した原料芋を仕上げたものです。

イネ科のソルゴや、マメ科のクロタラリアという緑肥作物を育てて鋤き込みをしたり、自家製たい肥を畑に入れたり、EM菌(有用微生物群)を使ってボカシ肥料を作りそれを畑に入れたり、銀河星という天然の土壌改良剤を使って土作りをしてきました。

あいこまちは、紅あずまの後継のサツマイモとして品種改良されたサツマイモです。
紅あずまは干し芋適正はないのですが、紅あずまよりも菓子類への加工適正を高めようという意図で改良されたため、干し芋にも合うサツマイモになりました。
そして紅あずまよりも甘いという、干し芋の原料芋としても有望なサツマイモです。

そのあいこまちを、時間を掛けて土作りした畑で育てて、干し芋に仕上げました。

2018年3月2日 株式会社タツマ
福井保久