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2018年7月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

有機栽培の畑と隣接の畑との境4mで収穫した「あいこまち」を加工しました。無農薬あいこまち干し芋です。

今年度は、かなり細長い形状になってしまいました。こういう形の芋は蒸かすのにコツが要ります。

あいこまちの“あい”は愛から、“こまち”は小町から来ています。

蒸かした後も当然細長いので、皮むきも、スライスも簾並べも折れないように慎重に作業しました。

青果用にも加工用にもなる「あいこまち」は干し芋にも適しています。

2016年度に初めて“あいこまち”を栽培し、干し芋にしたところ、これは干し芋に合っているサツマイモだと実感しました。
甘く、やわらかく、コクもある干し芋に仕上がったので、2017年度もあいこまちを生産しました。

農業は、特に有機農業は、気候だけでなくその土地の畑の環境に、すなわち、生えてくる雑草や、小動物や病害虫の影響を受けます。
様々な要因が重なり、2017年度のあいこまちは、細長い形状に育ってしまいました。

ほしいもの原料芋は、太くなるよりも縦長の形に育った方が品質が良いので、細長いのには、こと味に関しては文句はないのですが、加工するに当たっては問題があります。

まず蒸かしですが、なるべく時間を掛けて蒸かすのが基本で、細長いと火が通りやすいために、蒸気の加減にコツが要ります。
とにかく強すぎない蒸気にするのですが、抑えすぎると蒸けません。

そして皮むきからが大変です。
細長いからとにかく折れやすい。
そうでなくてもトロトロに、実がやわらかくなるまで蒸かしますから、それで細いとなると、皮むきも、スライスも、簾(すだれ)に並べるのも、折れないように気を遣っての作業でした。

そんな大変さはありましたが、“あいこまち干し芋”はやはり美味しい干し芋に干しあがりましたので、「作って良かった」と仕上がりをみて思い、2018年度も生産をしています。

今月の“お宝ほしいも”は無農薬あいこまち干し芋です。

有機栽培で育て収穫したのですが、隣の畑と4m以内の部分は“有機サツマイモ”とはしない決まりがあるので、有機ほしいもではなく、無農薬ほしいもです。

2018年7月6日 株式会社タツマ
福井保久