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2020年9月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

今月は、偶然出来た、洋平さんの人参芋の丸ほしいもです。

名前の通り、人参芋は出来上がりが赤くなり、人参の風味があります。

人参芋は繊維が多く、皮むきも面倒で、製品率も低いです。

いずみ種よりもまだ育たない人参芋ですが、それを加工するのを苦にしませんでした。

洋平さんも手間暇惜しまないので、人参芋を干し芋加工しました。

干し芋農家では原料芋の種芋は自家採取しています。秋の収穫時にそれぞれの農家の基準にそって、形や大きさの良いものを、来年度に使う種芋として選んで保管します。

しかし、今まで栽培したことがなかった品種や新しい品種は、一年目は種芋もしくは苗を購入して栽培を始めます。

それ以外には、干し芋にしないサツマイモ(例えば紅東など)の青果用の品種は、ほんの少ししか作付けしませんから、敢えて種芋は取らずに、作りたい年度に、必要なだけ苗を購入することがあります。

今月のお宝ほしいもは『人参芋の丸ほしいも』です。
洋平さんが青果用として購入した苗に交じっていた苗から偶然できたサツマイモの干し芋です。

人参芋はカロテンを多く含むサツマイモの総称で、タツマでも兼六人参芋と、かぼちゃ芋を栽培しています。
また、赤肉系統の安納芋も人参芋の一種です。

カロテンを多く含む以外に人参芋の特徴として、あまり大きく育たないということがあります。
ほしいもの原料芋にするのにはそれが障害となり、人参芋は産地ではまず生産されない品種です。

さて洋平さんですが、収穫した人参芋はやはり小さかったのですが、洋平さんはいずみ種を主に作る農家です。

いずみ種も大きく育たないサツマイモなので、小さい人参芋を干し芋加工することに抵抗がないことが幸いしました。

タツマが栽培している人参芋もそうですが、人参芋は育たないだけで、ほしいもとしては高品質のサツマイモです。

今月の偶然出来た人参芋の丸干し芋も、洋平さんが美味しく作ってくれました。

2020年9月4日 株式会社タツマ
福井保久