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2023年8月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました
美味しい干し芋ですが産地に定着しなかった“ほしキラリ”を品種改良したのが“ほし茜”です。


ほし茜の親のほしキラリです。生育が遅いのが受け継がれていなけば良いのですが。


カロテンが多いのがその色で解ります。


ほし茜は、2022年に品種登録されたばかりです。
親のほしキラリ同様に、ほしいも用に開発されました。
ほしいも用サツマイモの“ほしキラリ”を父に、カロテンとアントシアニンが含まれている“関東136号”を母にして交配し選別されたのが“ほし茜”です。
ほしいもに加工しての味わいは、狙い通り上品な甘みとカロテンを多く含む人参芋独特の風味があります。
ほしキラリ干し芋は美味しいのですが、苗の育ちがかなり遅いことと、収量が悪いことから、ほしいも用のサツマイモとして開発はされたのですが、産地では定着することなく、ほぼ作られていない品種です。
その育ちの遅さと収量が改善されて、干し芋としての美味しさはより優れていて、それらの数値はどれも紅はるか以上という触れ込みで登場したのが“ほし茜”です。
まだ試し栽培の段階なので、ほし茜がこれから定着するかは解りませんが、甘味については、紅はるか干し芋よりも甘いというのはどうかという感じがします。しかしながら味は前述した通り、ほし茜ならではの美味しさでした。
問題はやはり収量です。さすがに生育のスピードはほしキラリのようなことはなさそうなので、収量が見込めるかが第一関門です。それが良ければ、保存性と加工の難易度が問われることになります。
いずれにしても ほし茜干し芋は魅力があるので、長砂農園では生産を続けてい きたいと考えています。
2023年8月4日 株式会社タツマ
福井保久