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2025年4月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました

育苗と干し芋加工は茨城県の
静岡産無農薬紅はるか平干し芋です。

山間のお茶畑の合間の畑で育てた紅はるかです。

紅はるかは産地や気候は選びませんが、土壌には影響されます。

十分に甘味が乗っていた紅はるかなので、それに合わせた幅でスライスしました。

無農薬でのサツマイモ栽培の難しさは、土作りです。

紅はるかという品種は気候風土に適応するサツマイモで、産地を選びませんし、ある程度の気候変動や降雨量の多い少ないにも対応する品種です。

この紅はるかは、茨城県ひたちなか市の自社有機農園で育てた苗を静岡県富士宮市で栽培したのですが、さすが紅はるかです。 しっかりと育ちました。

しかし、それには訳があります。

紅はるか自体は大抵の気候風土に合いますが、それを無農薬栽培するとなると育てる畑がどういう土壌成分になっているかというのが問題になります。

サツマイモが土の中で生長するにあたって一番課題になるのは、土壌内の線虫等の害虫被害対策です。
一番手っ取り速いのは栽培前に土壌消毒をすることですが、それでは無農薬栽培になりません。
そこで、サツマイモと遠い種の作物を何年も育てていた畑を選んで栽培しました。

サツマイモに被害を及ぼす線虫とそうでない線虫がいて、サツマイモを栽培していなかった畑では、その両方がバランスよく生息している可能性が高いからです。

お陰様で線虫被害がない高品質な紅はるかが収穫されました。

土壌内の線虫の悪戯がなければ、無農薬栽培で雑草に押されても、芋虫に葉を食べられても、大きさはともかく健康な紅はるかになります。

茨城の苗を静岡で育てても紅はるかは適応します。
上出来な紅はるかが成り、それを自社農園で干し芋に仕上げました。

今月は静岡に里子に出した紅はるかの無農薬平干し芋です。

2025年4月4日 株式会社タツマ
福井保久