2025年11月の定期宅配お宝干し芋今月の定期宅配干し芋を発送しました
                        産地で干し芋用として安納芋を作っている農家はいません。
無農薬栽培で育てて角切り芋にしました。
                    
                    
 
                        干し芋用の原料となるまで中々大きく育たないのが安納芋です。
 
                        安納芋は干し芋加工してもその甘さは十分味わえます。
 
                        生産量が激減した角切り芋を自社農園では積極的に作っています。
頑なに安納芋を栽培して干し芋に加工しています。
しっとり系の甘い焼き芋の草分けとして人気を博している安納芋は、
その食感から干し芋にしても美味しいだろうということで、2009年に初めて試し、
それからずっと安納芋干し芋を作っています。
予想どおり美味しい干し芋に仕上がります。
その意味では干し芋に合っているのですが、原料芋の特性からは
干し芋適正は極めて低いのが安納芋です。
まず一つは大きく育ちません。丸みを帯びて小さくなります。
干し芋の原料芋は少なくても500㎖のペットボトル位の大きさは必要です。
そして丸ではなく細長い形を望みます。
次に安納芋は皮の近くに繊維があるので、皮むきする時に実が繊維と一緒に崩れてしまうのです。
スライスする時も同様です。ですから、歩留まりが極めて悪くなります。
2009年の当初、親しい農家に安納芋を育てて干し芋に加工することを頼みましたが、
どの農家も一度はやってくれましたが二年目は断られました。
ということで、味は良い、でも干し芋にするには困難なのが安納芋です。
しかしながら、それでも安納芋干し芋は美味しいので、毎年少ないながら
自社農園で作付けを続けています。
その安納芋を無農薬で育てて、角切り芋に仕上げました。
                            2025年10月31日 株式会社タツマ
                            福井保久
                        
