福井保久の二十四節気考

今年の12月7日は旧暦で10月24日、この日は大雪(二十四節気)です。

ほしいも産地では『大雪』あたりが冬になりきる頃です。
いわゆる“干し芋日和”になる頃です。

11月終わり頃から干し芋を蒸かすことができる気候になるのですが、毎年この頃は雨や曇りの日が意外にも多く、蒸かしたサツマイモは簾(すだれ)の上で立ち往生になりがちです。
毎朝霜が降りるし、氷も張る位の寒さにもなるのですが、快晴の干し芋日和はなかなか続きません。
しかしながら、不思議と『大雪』を迎える頃には、空気がピンと張った日々になります。
日中の10時から2時頃までは暖かいのですが、日が暮れるとすぐに冷たい空気になります。

昼間の短い日差しと朝晩の冷え込みの繰り返しで美味しい干し芋に仕上がるのですが、いよいよ今年もそんな干し芋日和を迎えました。

福井 保久