福井保久の二十四節気考

今年の12月21日は旧暦で11月12日、この日は冬至(二十四節気)です。

今年も夏はかなりの暑さでした。
特に9月の残暑は今までに経験がないほどでした。
それに加えて雨も少なく、ほしいものサツマイモにはとても厳しい気候で収穫となりました。
その影響を懸念しながら今シーズンの干し芋作りがスタートしました。

蓋を開けてみれば、いつもと同じように、しっとりした甘い、これこそ茨城産干し芋という感じに仕上がってきています。
平年よりも蒸かす時間が長くかかるという傾向はありますが、あの厳しい気候を考えればご愛嬌です。
かえってサツマイモの逞しさに脱帽です。

そんな今年度の新物干し芋も、冬至の時季あたりからいつもと同じく、味がのってきています。
よくしたもので、冬至を境に、どんどん甘みが増すのを実感します。
ここから年明けにかけて、干し芋の生産も本格的になります。
皆様に胸を張ってお届けする干し芋作りに精を込めていきます。

本年も本当にお世話になりました。
来年もタツマ干し芋をよろしくお願い申し上げます。
皆様も良いお年をお迎えください。

福井 保久