福井保久の二十四節気考

今年の7月23日は旧暦で6月27日、この日は大暑(二十四節気)です。

サツマイモにもたくさん種類があります。
有機農園では干し芋に適した品種だけを栽培していますが、それでも13種類の品種を育てています。

実は大きく2種類に分かれます。
赤系と白系の肌の色違いです。
同じ系統の色の場合は、微妙な色の違いと形状の違いで見分けます。

畑に植えた後は、つるの太さや葉の形の違いで見分けますが、同じような色や形であっても少しずつ違っているものです。
また、生長のスピードとつると葉の出方も品種でまちまちです。

とにかく、つるの伸びが速いのが人参芋系統です。
安納芋とかぼちゃ芋はこの系統なので同じく速いです。

最後の定植から一月半近く経つこの時期は、生長が遅い品種もつると葉が伸びてきていて、だいたい何が植えてあるかが遠目でもわかるようになります。

その中でも一際目立つのが紅はるかで、つるが太く、尚且つ他の品種よりも、ひと回り背が高く葉も大きいので、すぐに解ります。

紅はるかに限らず、ここから実を作りデンプンを蓄える時期になります。

福井 保久