福井保久の二十四節気考
あけましておめでとうございます。
干し芋のタツマの“ちず”と“ちとせ”です。

あけましておめでとうございます。
タツマの福井保久です。
本年もよろしくお願いいたします。

今年の1月6日は旧暦で11月16日、この日は小寒(二十四節気)です。

12月から始まり、冬の間だけしかできないのが干し芋作りですが、お正月は干し芋農家も一休みです。
ただし、年末に蒸した干し芋が干し場に並んでいますから、その手入れは欠かせません。
産地のお正月はいつも良い天候なので、三が日でだいたい年末に並べた干し芋は仕上がり、仕事初めはまた、まっさらな干し場に蒸した芋を並べていくことになります。

今年度(2014年度)の原料芋は水分含有量が多い芋で、甘みが強い干し芋になる、とても良い原料芋です。
ただし、寒さで傷みやすい傾向があるので、この小寒から大寒の間は要注意です。

保管倉庫は穏やかな日中には換気して酸素補給し、その後は湿度を上げて瑞々しさを保ちます。
もちろん夜は冷えないように温度管理です。

収穫時点での豊作不作も大事ですが、加工時点でどれだけ干し芋に加工できるかでもその年の豊作不作が決まります。

福井 保久