福井保久の二十四節気考

今年の6月6日は旧暦で4月20日、この日は芒種(二十四節気)です。

芒は、「のぎ」とも読み、「禾(のぎ)」と同じく、稲や麦や粟や稗などの穂の先端の尖った部分のこと、また、“のぎ”があるイネ科の穀物の総称です。

それらの種を蒔く頃というのが、芒種の意味です。

九州四国東北を除く日本の広い範囲の米処の田植えは、5月の連休が当たり前になっているので、この時期に稲の種蒔きと言われてもピンとこないかもしれません。

しかし個人的には、これが稲ではなくサツマイモに振り返ると、しっくりきます。

種蒔きではありませんが、干し芋のサツマイモの苗はこの芒種までに(6月中旬を目安に)植え終わるのを目標にしています。

関東ではこの期間に梅雨入りしますから、植えた苗は恵みの雨を受けることになります。

参考までですが、自然農という昔ながらの稲作をプライベートで行っていますが、この田植えはまさに芒種の期間です。

自然農の稲作と、干し芋作りは、二十四節気と重なるといつも痛感しています。

福井 保久