福井保久の二十四節気考

今年の7月7日は旧暦で5月22日、この日は小暑(二十四節気)です。

有機農業は様々な障害がありますが、苗を植えてすぐにサツマイモと私達が直面するのが、雑草です。
草取りは待ったなしです。

今年も日に日に気温が上がり、梅雨の雨もあります。
それらの恩恵を受けるのはサツマイモだけではありません。
自然は雑草にも平等に恵みを与えます。

長年有機農業をしていた畑には、何十種類の数限りない種があります。
それらが次から次へと芽を出します。
草取りのポイントはとにかく初期除草、伸びてこないうちにどれだけ抜くかです。

小さいうちは取るのも楽で、しかも早く片付くので、次の畑に行くまでの時間が稼げます。

一般農家のように、除草剤や草の発芽を抑える農薬を撒けば、一度か二度畑を回れば草は抑えられますが、使わない以上は、何回も畑を回り除草するしかありません。
初期の生え始めでの除草をどこまで続けられるかです。
一度雑草が伸びてしまえば、ほぼアウトです。

少し位の雨なら草取りは強行です。
今月一杯でサツマイモのつるが伸び、葉が畑を被います。

今年は今のところなんとか、草取りが追いついています。

福井 保久