福井保久の二十四節気考

今年の9月8日は旧暦で7月26日、この日は白露(二十四節気)です。

「暑かった」を「熱かった」と表現したい今年の夏と残暑でしたが、お盆明けから急に秋めいてきています。

お盆明けから盛んだった虫の声と共に、畑ではバッタが飛び交っているのと、なんといってもサツマイモの葉が黄ばんできているのを見ると、盛りを越し世代交代が進んでいることを感じるからです。

盛りを過ぎたとは言ってもまだまだ芋が育つ時期で、芋掘りまでのあと一ヶ月でひと回り実が大きくなります。

ですから毎日畑に行ってはイモムシ取りが欠かせません。

白露とは、夜のうちにできる「しらつゆ」のことで、朝、露がサツマイモの葉の裏にびっしりと付いていると、穏やかで晴れた一夜だったことがわかります。

日中、陽が差すと、葉はすぐに乾いていきますが、白露で足元が手元が濡れることでも季節が変わってきていることを実感します。

福井 保久