福井保久の二十四節気考

今年の9月23日は旧暦で8月11日、この日は秋分(二十四節気)です。

黄金色だった田んぼから稲が刈り取られていく時期になりました。

ほしいも産地の北隣に位置する米どころの常陸太田市では、一足早く始まっていて、この連休中でほぼ稲刈りは終わりそうですが、ほしいも産地では収穫真っ盛りです。

現代では、稲刈りと脱穀はコンバインが同時にやり、乾燥機にかけて一昼夜で乾燥したモミ米ができあがり、そのあと玄米摺りになりますから、稲の収穫はずいぶん早く終わるようになりました。

これは常陸太田市のような米どころでも兼業農家が多いので、とても好都合です。
そして、米どころではない干し芋産地にとってもありがたいことです。

稲刈りが終わると、すぐに芋の収穫の準備に取り掛かれるからです。

今年は苗を植える時期からずっと平年よりも高い気温でしたから、芋掘りも前倒しになります。
一日も早く稲刈りを終えて芋の収穫に備えたいところです。

有機農園では、試し堀りの結果から、10月に入ってすぐに収穫作業に取り掛かることにしています。
芋掘り前のつる刈りの前準備をそろそろ始めていきます。

福井 保久