福井保久の二十四節気考

今年の10月8日は旧暦で8月26日、この日は寒露(二十四節気)です。

自社の有機農園では収穫作業がはじまりました。
まずは、大きくなりやすい品種の玉乙女と、ほし黄金の掘り起こしを進めています。

サツマイモの収穫は、つる刈りをして残ったつるを掘り取り機が絡まないように整理をしてから、芋を掘り起こします。
その後に選別していき収穫になります。

掘り起こした芋は、畑の上で天日に当てます。
今年の9月は降り過ぎる位の雨があったので、サツマイモに含んでいる水分が多く、こういう年のサツマイモは、保存に不向きです。
そこでいつもの年よりも長い日数天日に当てることで保存性を高めることができます。

ただし長い日数畑に置くと、カラスに悪戯されてしまい、痛し痒しですが、天日干しを優先させますから、秋晴れが続くことを願いながら作業しています。

予想通り玉乙女とほし黄金はまずまず育っていました。
これらが終わると、安納芋と兼六人参芋に取り掛かります。
こちらは大きくならない品種なので、この2品種の状況で今年の収穫量が掴めそうです。

福井 保久