福井保久の二十四節気考

今年の1月21日は旧暦で12月12日、この日は大寒(二十四節気)です。

干し場に丸干し芋が並ぶのがこの時期です。
少なくても3週間、モノによっては1ヶ月かけて天日干しする丸干し芋は、大寒前後に多く加工されます。

タツマの有機農園では丸干し芋と同じく、時間がかかる厚切りほしいもをこの時期から干し始めるのが恒例です。

厚切りほしいもは通常の平ほしいもの1.5倍の厚さにスライスします。
厚みがあるので食べ応えがあります。
そして、中心部分は水分量が多いため、芋の蜜が残り、これがたまらない味わいです。

丸干し芋も厚みがあるので、同じような味わいがありますが、厚切りほしいもは均等な厚さのために、丸干し芋よりも弾力のある食感が得られます。

今年は、ほしキラリ、いずみ、紅マサリ、の厚切りほしいもを作ります。

ご期待いただければ幸いです。

福井 保久