福井保久の二十四節気考

今年の8月23日は旧暦で7月2日、この日は処暑(二十四節気)です。

ほしいも産地でもまだ30℃超えの真夏日がありますが、色づいてきた稲穂と、早くなってきた日の入りで秋の気配を感じます。

また干し芋農家は、虫でも秋を否が応うにも実感します。

それは畑で鳴く虫もそうですが、この時期、涼しい日が少しずつ増えてくると、イモムシも増えてくるからです。

一般の農家は増えるまでに農薬を撒きますが、有機農業ではそれは当然できませんから、草取りをしながら、草取りよりも虫取りに精を出しています。

まだ芋掘りまではひと月以上あります。
ちょうど今、芋が生長する時期ですから、とにかく畑を回ることで、虫対策です。

イモムシの数は厳しい残暑と反比例です。
過ごしやすくなると増えます。
暑いと農作業は大変ですが、虫は少ない、過ごしやすいと体はひと息つけますが、虫が多い。

なかなか楽はさせて貰えません。

福井 保久