福井保久の二十四節気考

今年の7月22日は旧暦で6月4日、この日は大暑(二十四節気)です。

現代の農業は農薬を化学肥料を使うことで、かなり人間の思い通りにコントロールできるようになりました。

それらを使わない有機農業では、農作物をどれだけ逞しく育てるかと、畑を極端な環境にしないこと、多様な生き物が生きることができる環境にすることを心がけます。
とは言うものの「言うは易し行うは難し」です。
どちらも特効薬はなく、農産物が健康に育つ可能性があることと、畑の地力が上がる、そしてたくさんの生物が棲むような畑になる可能性があることを、積み重ねていくだけです。

しかもそれらのことは、毎年ことなる天候のために、因果関係が掴みにくく、方程式があるわけではありません。
体験を重ねることと、注意深く農産物と畑の状態を観察するしかありません。

そして今できることは、サツマイモの妨げになる草取りをすることです。
また、毎日畑に行くことで、畑の姿を観ることがほんの少しですが次につながることになります。

一年で一番暑い大暑になりました。
畑仕事が辛い時期ですが、毎日畑に出ています。

福井 保久