福井保久の二十四節気考

今年の7月23日は旧暦で6月16日、この日は大暑(二十四節気)です。

夏本番です。
有機の畑でサツマイモと共生している草の中には花が咲き、早くも種を付けているものがあります。

虫達も活発に動いています。
有機栽培を始めたばかりの頃はサツマイモの天敵のイモムシが多かったのですが、それ以外の虫がかなり増えてきました。

サツマイモではなく草に集まる虫がいて、それらを狙うカマキリやテントウ虫がいて、カエルや鳥も集まります。

昔はサツマイモが育つために草取りは欠かせないと考えていましたが、つるが伸び、葉が畝(うね)を覆うくらいまでサツマイモが育てば、多種類の草があった方がイモムシが抑えられたり、病気にならない環境ができると気がつきました。

もちろん大きく育ってしまった草は抜きますが、サツマイモばかりを大きくしようとしてもイモムシの餌になってしまっては元も子もありません。

一般栽培と比べれば収穫量は少ないですが、これが本来その畑から収穫できる量なのでしょう。

福井 保久