福井保久の二十四節気考

今年の3月6日は旧暦で2月6日、この日は啓蟄(二十四節気)です。

4月早々にはサツマイモの苗作りです。
そのための農作業は3月早々からとなります。
だから3月は新しい干し芋シーズンのスタートです。
苗場の準備とともに、畑作り・土作りも始めます。

自社農園では、ここ数年試していたEMぼかし肥料とEM活性液が有機サツマイモの栽培に効果があることがわかってきたので、それらの準備も始めます。
また、抑草の麦間栽培の準備、麦撒きや隣接畑の麦の管理も同時に行っていきます。

干し芋以外に稲作や夏野菜をやっている農家では、やはり稲の苗作り、田んぼ・畑の土作りを始めるのが3月からなので、なおさら2月一杯で干し芋の加工を終えておきたいのです。

農作業は先を見据えて、適時に的確なことをやっておくことが肝要です。
この3月に成す作業から、もう次(今年の12月から来年の2月にかけての干し芋シーズン)の始まりとなります。

「啓蟄」は、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころを指します。
農家が畑や田んぼに出てくる姿でも啓蟄を感じます。

福井 保久