福井保久の二十四節気考

今年の11月7日は旧暦で9月19日、この日は立冬(二十四節気)です。

今シーズンのサツマイモ収穫は苦戦しました。
なにせ雨が多く、台風の上陸もあり、晴れの日が来ても畑が乾かず、掘り起しができない日々が続いたからです。

ほしいも産地全体がその影響を受けて、10月中に余裕で収穫を終わらせる農家でさえ、11月に掛かってしまいました。

自社の有機農園も、それでもどうにかこうにか霜が降りる前、丁度この立冬前にはほぼ終わり、後は原料芋の保管の作業です。
サツマイモにとって寒くなる前にここまで辿りつき、胸を撫で下ろしていますが、すぐに次の仕事に取り掛かっています。

まず、来春まで畑を眠らせる農作業です。一度畑を綺麗にして、輪作の麦の種蒔きです。

そして、干し芋加工準備です。
干し場を作り、加工場を清掃し整備して、たくさんある簾(すだれ)を洗います。

いつもより大急ぎで取り掛かっています。

福井 保久