福井保久の二十四節気考

今年の12月22日は旧暦で11月5日、この日は冬至(二十四節気)です。

冬至を境に、徐々にですが日が長くなり太陽が力強くなることから、冬至は特別な日とされてきました。
また、暦の起点の日でもあります。

ほしいも産地では、この頃になると最低気温が氷点下というのが当たり前になります。
日は長くなっていきますが、本格的な寒さはここからが本番です。
そこで、寒くないと加工することができない丸ほしいもを蒸かし始めることが出来ます。

丸ほしいもは仕上がりまで短くても三週間はかかりますから、干し場が塞がってしまうので、お正月休みを見越して年末に蒸かす農家も多いです。

ほしいも農家は干し芋加工をしているととても忙しく、あっという間に一日が過ぎてしまいますが、短い昼間はそれに輪をかけるようです。

そして干し芋産地では全国へ向けての干し芋の出荷が真っ盛りになっています。
年末まで続く、いつもの師走の忙しさです。

福井 保久