福井保久の二十四節気考

今年の6月21日は旧暦で5月8日、この日は夏至(二十四節気)です。

6月は梅雨です。
農産物にとって恵みの雨で、すっかりと根付いた干し芋のサツマイモも喜んでいるようです。

しかし近年の梅雨はシトシトというよりも、スコールのような雨が普通に起こるようになってきているので要注意です。
実が付く前に豪雨があると、低い畑は周りから水が集まり、その水の勢いは侮れず、畝ごと流されてしまうことが起ってしまいます。

そんな大雨でなければできるだけ畑に出ています。
もちろん草取りです。
生えはじめの草を取る“初期除草”が草取りの鉄則で、ひとつの畑に掛ける時間を短くして、その代り何度もまわるのを心掛けます。

けれど一度そのサイクルが崩れると、後手後手になってしまい、草が目立つようになってきて、途端に間に合わなくなります。

日が長い今は畑に張り付くようにしています。

夏至を境に、日は少しずつですが短くなりますが、暑さはきつくなる一方です。
それは人に対してであって、サツマイモと雑草には歓迎の温度です。

つるが伸び草に負けないまでに育つまで、今からひと月半が草取りの頑張りどころです。

福井 保久