福井保久の二十四節気考

今年の7月7日は旧暦で5月24日、この日は小暑(二十四節気)です。

毎年7月2日頃は「半夏生」という雑節です。
夏至から11日目からの5日間なので(夏至の七十二候の末候でもあります)、小暑前の5日間になることが多い雑節です。

半夏生はこの頃までには田植えを終わらせることを告げます。
終わっていない田んぼでは収穫がとても悪くなるからです。

そしてそろそろ梅雨明けも視野に入れることも告げています。

ほしいも産地を含めた今年の関東地方の梅雨明けは、この半夏生よりも早く、6月中に梅雨明けが発表されました。
6月に梅雨明けとは本当にビックリしました。
(梅雨入り、明けは後日変更になる場合もありますが、今のところは変更なさそうです)

確かに夏至後の畑は、梅雨がどこかに行ってしまったかのような感じで、その傾向が(具体的には気温の上がり具合が)日に日に増していき梅雨明け発表の6月29日も真夏日でした。

7月に入ると猛暑日一歩手前にもなり、小暑を飛び越して大暑のようです。

まあこの早い真夏の暑さも一時的でしょうけれども、今年も暑い夏になるのは変わりそうもないです。

福井 保久