福井保久の二十四節気考

今年の9月8日は旧暦で7月29日、この日は白露(二十四節気)です。

全国各地で豪雨による被害があり、また全国的にとても暑い夏でした。

ほしいも産地も今までにない暑い日が多かったのですが、少雨でした。

茨城県は元々台風が来ない地方で、今夏に何度も発生した台風での降雨もあまりなく、夏の間、畑はカラカラの状態でした。

その影響で8月終わりにはナカジロシタバという芋虫の大量発生の注意報が、茨城県全域に発表されました。

ナカジロシタバは高温少雨の夏だと秋になり個体が増える虫なので、その注意報が出ました。

ここにきてやっと最高気温が30℃を下回る日があり、雨も降りはじめた干し芋産地で、白露の前の二十四節気の処暑のような気候を今、感じています。
そして芋虫対策にも忙しい日々です。

白露は秋が深まることを告げる節気ですが、今年は秋が来たと告げられているようです。

福井 保久