福井保久の二十四節気考

今年の11月22日は旧暦で10月15日、この日は小雪(二十四節気)です。

ほしいも農家の11月は、来春まで畑を寝かせる準備と、ほしいも加工の準備です。
これが意外と手間隙かかります。

加工場の清掃から始まり、七つ道具を引っ張り出し設置。
ボイラーも8か月ぶりに動かします。

ほしいもを干すための簾(すだれ)も引っ張り出して洗います。
その簾を天日干しするための干し場がなんといっても一番大変です。

それらが終わると、寒さを待ちます。

ただ最近では乾燥機を備えている農家が増えてきて、その農家は準備でき次第加工をはじめます。

なので今年もそろそろ干し芋作りがはじまってきています。

翻って自社の有機農園では、干し場作りの真っ最中で、まだまだ加工は先の話ですが、本格的に寒くなるのは12月に入ってからですので、12月10日にはスタート予定です。

寒いのは辛いですが、干し芋のために今年の冬も寒くなって欲しいと思いながら準備しています。

福井 保久