福井保久の二十四節気考

今年の12月7日は旧暦で11月1日、この日は大雪(二十四節気)です。

平干し芋は乾くまで、1週間から10日かかります。
もちろん晴天が続いての話です。
ですから、それに合わせて余裕をもって干し場を準備します。
その干し芋農家が一日に乾かす干し芋の、最低7日分のスペースの干し場を作ります。
大抵の干し場はビニールハウスの下です。
雨除けのためにビニールを張りますが、前後の間口と両脇は風通しが良いようにしておきます。

今シーズンの干し芋加工は、早い農家は11月末から、12月に入るとほとんどの農家が始めています。  

早い農家の干し場はもう一杯になっていますが、12月からの農家の干し場は、段々と並び始めているところです。

あと数日すると、産地全体でどの農家の干し場も一杯になり、シーズンを迎えたことを実感します。

農家はお天気商売なので天気をいつも気にしますが、干し芋農家は、干し芋加工中はそれこそ何度も何度も天気予報を確認します。
晴れや雨だけでなく、気温や風向きも、最低でも1週間先まで常に気にしています。

福井 保久