福井保久の二十四節気考

今年の2月4日は旧暦で12月30日、この日は立春(二十四節気)です。

ここ一ヶ月以上、雨が全くと言っていいほど降っていません。 空気が乾燥しているので、干し場が一杯になることなくどんどん干し芋が仕上がってくる状況でした。
収穫された原料芋がなくなる農家ごとに今シーズンの加工が終了していきます。

毎年2月に入るとだんだん終えていく農家が出てきますが、今年は乾きがすこぶる良かったので、それが後押しとなっていつも以上に終わりが早いようです。

しかしながら、一年で一番の寒さがまだもう少し続くのと、立春になると日の長さも実感できるようになり、ますます乾きがよくなることから、自社の有機農園では、仕上がりに時間がかかる丸干し芋や厚切り芋、角切り芋を中心に今は加工を進めています。

それらが仕上がる頃には自社農園も「先(終わり)が見えてくる」というこの時季に干し芋農家と頻繁に会話で交わす状態になりそうです。

福井 保久