福井保久の二十四節気考

今年の2月19日は旧暦で1月15日、この日は雨水(二十四節気)です。

雨水の文字からも解るように、寒い晴天というほしいも日和が続かなくなってくる時季に入りました。

まだ原料芋が残っている農家はかなり少なくなり、それも含めて、そろそろ2018年度の干し芋シーズンも終わりに近いことを感じます。

また、加工が終わった農家は片付けをしているのですが、干し場として使っていたビニールハウスから、雨よけのビニールが取り除かれるので、骨組みだけのビニールハウスが目立つようになり、それもシーズンの終わりを告げます。

片付けは干し場の撤収だけでなく、たくさんの簾とその上に敷く網や、加工のための七つ道具の洗浄や整備があります。

今年の12月まで仕舞い込むことになるので、念入りにします。
そこまでをしてやっと干し芋加工が終了となります。

3月に入ると畑や田んぼの作業に取り掛かりたいですから、早く終えた農家は今が一時の骨休めですが、遅くまで加工が掛かる農家はまだまだ忙しい日々が続きます。

福井 保久