福井保久の二十四節気考

今年の3月21日は旧暦で2月15日、この日は春分(二十四節気)です。

ほしいも産地も暑い夏が当たり前になってきていますが、夏だけではなく、冬のほしいも加工も、温暖化の影響で、昔よりも遅いスタートになっています。
逆に5月の苗の植え付けは10日から2週間くらい早まってきています。

苗作りは、「4月に入ってから種芋を蔵から出す」というスケジュールが従来でしたが、ここ数年は3月中に種芋を出して選別ができるという気温でした。
今年も暖かい3月になっているので、苗作りの準備を早めようと考えています。

苗作りだけでなく、植え付けと収穫もそれに合わせて早めた方が良い原料芋が育つというのが、ここ数年で痛感しています。

そういえば農園に寝泊りしていると、朝、ウグイスや他の鳥の声を聞くのですが、今年はいつもよりも早い時期から鳴きだしていたことを思い出しました。

やはり暖かい春だったのでしょう。

福井 保久